櫻坂46 森田ひかる&藤吉夏鈴&武元唯衣&増本綺良、同い年4人に漂う和やかな雰囲気 次なる世代が作り出す新たなグループカラー

 先日の『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)は二週に渡って放送された新成人メンバーの大人力チェック回。今年新成人となった櫻坂46のメンバーが大人としての常識やマナーを兼ね備えているかを確かめ、後半では大人な世界を体験するロケ企画となっていた。

 前半の放送では、就活生として面接に挑むコーナーで「所作や言葉遣いが美しい」と高評価を得るメンバーもいたものの、職場の電話対応に挑戦すると「18点」と厳しい評価が下されたメンバーも現れ、まだまだ大人と呼ぶには程遠いことが確認された。特に藤吉夏鈴が電話対応にチャレンジした際には、あまりにも酷かったため実際には後に行ったメンバーの映像を編集で先に持ってきたという。しかしバラエティ番組としては大いに盛り上がり、マナー講師の森良子氏も「面白かったもん、すごく」と笑顔で満足した様子。大人力に関しては疑問だが、彼女たちの人としての魅力は十分に伝わる内容となっていたように思う。

 櫻坂46の今年の新成人は全員2期生で、森田ひかる、藤吉夏鈴、武元唯衣、増本綺良の4人。この4人はグループの未来を担う逸材揃いの世代と言えるだろう。1stシングルと2ndシングルで表題曲のセンターを務め、ある意味でグループの顔として大きな貢献を果たした森田はもちろんのこと、後から加入した増本も今となってはバラエティで欠かせない存在になっているし、今回の企画でスタジオを湧かせた藤吉や、常に番組の前線で活躍している武元も、いまやバラエティのみならずステージ上でも重要な役割を担っている。改名後の櫻坂46を支える粒揃いの世代だ。

 そんななか、今回の放送で少し意外だったのが、普段スタジオでは静かなタイプの藤吉がロケでは割と積極的に発言していた点である。大人の世界を体験するために4人で入った高級寿司屋では「お水も分かんないけど(丁寧な持ち方で)こうやって飲んじゃう」「(値段を予想しながら)そんなすごい世界なの? ここは……」「(合計金額に驚いて)スタッフさんに払ってもらおう」と喋りながら、テンション高めに笑っていたのが印象的だった。いつもはおっとりとしている彼女も、この4人だけの空間になると肩の力が抜けてナチュラルでいられるのかもしれない。この世代の関係性が少し垣間見えたVTRであった。

 その点について、武元はこの4人は「“同い年感”が強い」と話している。

「あの3人(森田・藤吉・増本)に対してはどう関わっても同級生だなっていう感覚があって。それがなぜなのかはうまく説明できないんですけど……特に夏鈴とひかると私の3人でしゃべっていると、いまだに『なんか……同い年だなぁ』って思うんですよね」(『20±SWEET 2022 JANUARY』より)

 対して、増本も似た感覚を持っているという。

「3人とも楽しくなるとめっちゃゲラゲラ笑うタイプで、森田さんはご存知の通りゲラが発動するとずっと笑っていますし、藤吉さんもツボに入ったら一生笑ってるんじゃないかっていう感じになるので、そういうところを見ると『あ、やっぱり同い年なんだな』って、何か安心しますね(笑)」(同誌より)

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