ウルフルズ、緑黄色社会、タカアンドトシらと豪華コラボ! ライブ満載の2021年最後の『ななにー』

 そして“ななにースペシャルライブ”の大トリを飾ったのが、来年30周年を迎えるウルフルズ。「ガッツだぜ!!」のMV衣装は志村けんがかつて着用していたバカ殿様のお下がりであったこと、トータス松本の結婚ソングだと噂されていた「バンザイ~好きでよかった~」は事実とは違うこと、そしてメンバーのジョンBが一度脱退してから、その後バンド復帰の打診をしてきた話など、“今だから言える”ホンネ年表トークに花が咲いた。

 ちなみに、『ななにー』だからこそ明かされた話といえば、香取が2019年に開催した国内初作品展『サントリー オールフリー presents BOUM ! BOUM ! BOUM !』で、ジョンBがオープニングムービーのナレーションを務めていたという驚愕の事実が。これは香取さえも知らされていなかったらしく、「鳥肌と変な涙が」と膝から崩れ落ちていた。

 脱退や活動休止、そして復帰とセンシティブになりがちな話題も笑いながら話せるときが来る。ウルフルズの年表トークを見ていると、そんな日が誰にも訪れるのではないかという希望が持てる。まだまだ遠い日だとしても。いつか笑い合える日が来てくれるのではないかと。

 この日、稲垣も『インテリゴロウ』のコーナーで、かねてより稲垣が好きだったという脚本家・坪田文に対して「ビデオテープが擦り切れるほど(木村が主演していた)『ロングバケーション』(フジテレビ系)見てたんじゃない?」とイジるシーンが見受けられた。数年前から考えれば、かなり風向きが変わって来ているような気がするのは筆者だけではないはずだ。

 〈とにかく笑えれば〉。そんなフレーズが印象的な「笑えれば」を「ガッツだぜ!!」と「バンザイ~好きでよかった~」と共に歌い上げた一同。人生の〈すいもあまいも〉を知った2組が歌うと、かつて聴いたころとはまた違った形で心に沁みてくる。年齢を重ねるごとに説得力を増していく彼らの活躍があってこそ、名曲として歌い継がれていくのだと改めて実感させられた。

 コラボライブの他にも、草なぎと大河ドラマを走り抜いた吉沢亮との『ホンネトーク』、安田顕&岡田結実を招いた『俳優共感トーク』、そして稲垣が「48ちゃいになりました!」と報告したバースデー(12月8日)を祝うエンディングなど、実に盛りだくさんな7.2時間となった。今年も残り1カ月。1年の終わりも〈ハハハと笑えれば〉。そんなおおらかな心持ちで次回1月1日、3人と共に良い年明けを迎えたい。

※1:2021年6月13日 peppe公式Twitterより(https://twitter.com/peppe126/status/1404052302378389505?s=20)

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