華原朋美、壮絶な人生を経た再ブレイク劇 栄光から転落、どん底から這い上がった強みとは?

 バラエティ番組から歌うま番組への出演など、華原朋美がタレントとして再ブレイクしている。「朋ちゃん」の愛称で知られる華原は、1995年に小室哲哉プロデュースの「keep yourself alive」で歌手デビューし、「I’m proud」や「I BELIEVE」などで立て続けにミリオンセラーを達成。以降もヒット曲を連発し、90年代中盤から2000年代にかけての音楽シーンを席巻し、平成を代表する歌姫となった。しかし、心と体のバランスを崩し、恋人との別れや様々なトラブルがメディアに大きく報じられ、何度も活動休止と再開を繰り返してきた。2019年には45歳で未婚の母となり、2020年8月31日をもって、長年所属していた事務所 プロダクション尾木とレコード会社<ユニバーサルミュージック>との契約を解除。事実上のフリーランスとなりファンを心配させたが、今年1月から所属事務所を株式会社伝元に移籍してから華原の快進撃が始まる。

『華原朋美を生きる。』

 華原が世間に衝撃を与えたのが、2021年4月1日放送された『アウト×デラックスSP』(フジテレビ系)。バラエティ番組出演は約3年ぶりという華原だが、ふくよかになったビジュアルで視聴者にファーストインパクト与え、それ以上に登場から「お金がすべてっすよ」と切り出すぶっちゃけトークが視聴者を驚かせる。体型についてや、ディナーショーの価格設定に不満を言ったりと、センシティブな話題も包み隠すことなく笑いをとる華原。そして誰もが気になる小室との関係について、「捨てられる前の曲がすごくいい」「別れが近づくにつれて(曲が)雑になっていく」など赤裸々に話していくなど、金銭と男関係という人気商売ではタブーな話題をもはや持ちネタとして漫談のように話していく。その姿に、ある意味何も失うものはない人の凄みを感じた。出演者のマツコデラックスは「こんなに全てを晒した人はいない」、矢部浩之は「バラエティ番組を一周できる」と太鼓判を押した。

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