SixTONES、ラジオ生放送で培ったトーク力 『ミュージックソン』単独パーソナリティに寄せる期待

SixTONES

 12月24日正午から24時間の生放送に渡って放送される『第47回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(ニッポン放送)。今年は「ココロのバトン MY HEART YOUR HEART」をキャッチフレーズにSixTONESがパーソナリティを務める。

 ジャニーズではこれまで東山紀之、中居正広、KAT-TUN、V6、Kis-My-Ft2がパーソナリティを務めてきた。昨年はKis-My-Ft2と共に出演したSixTONESも、今年は単独でバトンを受け継ぐ。本稿では昨年の放送を振り返りながら、SixTONESのラジオから伝わる魅力について迫ってみたい。

 昨年の放送では、Kis-My-Ft2のメンバーに加えてSixTONESのメンバーも企画に挑戦した。企画のトップバッターを務めたのは田中樹。「ミュージックソンの意義~Mr.ミュージックソン萩本欽一からのバトン~」と題して、ミュージックソンの第一回放送から最多出演を誇る萩本欽一にインタビューを行った。また、髙地優吾は「日本点字図書館~人の支えが世界を広げる~」として日本点字図書館の取材レポートを、ジェシーは「みんなのための“May I Help You?”~盲目のYoutuber穴澤雄介と歩く“街”と“駅”~」、松村北斗は「コトバによる美術鑑賞~“楽しむ”は自分次第~」、森本慎太郎は「~パラアスリート・金メダリスト高橋勇市に学ぶ~」とそれぞれが企画を担当。テーマにまつわるトークの他にも目にした光景を細かく言葉にして伝えていた。

 また、番組らしい特別なセッションを聴かせてくれたのが京本大我。「アーティストコラボレーション~全盲のシンガーわたなべちひろとセッション~」と題して、わたなべちひろを取材。桜井和寿、Bank Bandのファンという共通点から一気に距離を縮めた二人。前年に取材を行った千賀健永(Kis-My-Ft2)が「声のトーンが違う」とこぼせば、髙地も「メロメロなのよ」と彼女の心境を汲み取ったほど、音楽を通して意気投合した様子が伝わってきた。そしてBank Band with Salyu「to U」を披露。わたなべの歌声が届くようにと、まるでエスコートするかのようにそっとハモりを響かせた京本。2番からは京本の美声と、わたなべの繊細でありながら力強い歌声が混ざりあう圧巻のセッションを披露した。

 フレンドリーな対話もあれば、課題に真剣に向き合ったり、音楽を通して心のつながりを伝えたり、人や物事に興味を持って一歩踏み込み、自分をくぐらせた自らの言葉で伝えていたのが印象に残る。

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