日向坂46、宮田愛萌のおかげで「ひなたの部活動」活性化の兆しあり?

 日向坂46ファンクラブの会員限定コンテンツ「ひなたの部活動」にて、文芸部部長・宮田愛萌が執筆したツアーレポート「全国おひさま化計画2021_part1」が公開された。「ひなたの部活動」はしばらく更新されていなかったが、宮田のレポートを機に今後活動が活性化されていくのでは? と話題になっている。そこで今回、改めて「ひなたの部活動」に注目してみたい。

 「ひなたの部活動」は、メンバーそれぞれが部長となり、“やりたいこと”をもとに部活動を立ち上げ、各部の様子をファンクラブ会員に向けて届けるというもの。これまでメンバー個人のメッセージアプリで、ゲームやラジオ番組など自分のやりたいことを配信していたり、また2ndシングルの特典映像『はじめて○○してみた』で、チームに分かれて釣りやバッティングセンターに行くなど、部活動的な内容が好評だったこともあり、それが正式にファンクラブ向けのコンテンツになった。

 昨年の9月に突如、それぞれの部長による部活プレゼン動画が順次アップされ、10月に生徒会動画で会長の佐々木久美が概要を説明し、11月14日にアップされた動画で部員を発表。一番多かったのが森本茉莉部長の旅部で6人。その他、服飾部やラーメン部、文芸部、図画工作部などがあり、中には部員1人という部もある。

 今年1月に部員たちが意気込みを語る動画がアップされたが、それ以降丹生明里部長のゲーム部による部員の呼び名を発表する動画と、ラジオ部部長の潮紗理菜が昨年9月に出演したInterFM897『佐藤満春のジャマしないラジオ』に出演した際の様子などが今年3月にアップされたくらいで、ほとんど動きがなかった。

 この1年の日向坂は多忙を極め、コロナ禍で多人数でのロケが困難だったこともあり、活動に制約があったことが想像できる。また『ひなちょいSeason2』(ひかりTVチャンネル、dTVチャンネルなど)が、メンバーがハマっているものや流行らせたいものをプレゼンして実践するという部活動の内容と近かったのも活動が活性化しなかった理由かもしれない。

 そんな中、冒頭で触れた通り、10月30日に文芸部部長の宮田が、日向坂のライブツアー『全国おひさま化計画2021』のライブレポを、自身のブログではなく、「ひなたの部活動」の文芸部にアップ。宮田といえばグループ随一の文学少女であり、過去には自身のブログで、井口眞緒がスナックのママ、宮田がバイト役となりゲストの話を聞くトークコーナー「スナック眞緒」をベースとした短編小説「スナック眞緒物語」を連載していたこともある。

 井口卒業後の2020年4月20日にアップした最終回は、スナックの閉店の様子を通して、スナックでの思い出と卒業した井口へのエールを送るような、ノスタルジー溢れる文章を綴っていた。今回のライブレポもメンバーにしか分からない視点で、その場の空気感を見事に描写した叙情的な文章を残していた。さらに休業中の小坂菜緒へ向けてのコメントも綴るなど、宮田らしい優しさを垣間見ることができた。部活のプレゼンをした際に「会報誌を作りたい」と宮田は言っていたが、ツアーを終えたタイミングでその一歩を踏み出したと言える。ツアーを利用した部活動は、旅部や写真部、ラーメン部やうどん部など食べ物系の部活にも今後活かせそうだ。文芸部の活動に伴い、ほかの部活動も再始動に期待したい。

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