林勇がマイキーで歌う「Cry Baby」、雨宮天の『THE FIRST TAKE』……100万再生超える声優たちの歌唱動画
雨宮天の『THE FIRST TAKE』は魅力的な歌唱シーンに注目
梶原岳人は、自身の『ガクともチャンネル』でDISH//「猫」のカバーを公開しており、現在までに100万回を超える再生数を記録している。
『ガクともチャンネル』は、梶原が2018年に開設したYouTubeチャンネルで、ゲーム実況やトークなど多彩なコンテンツを展開。さらに、Aimer「蝶々結び」やOfficial髭男dism「LADY」などの歌ってみた動画もアップしている。
「猫」のカバーについて梶原は「DISH//さん、あいみょんさん、本当にリスペクトして歌わせていただきました」とコメント、楽曲に対する愛情、そして理解度の高さが感じられる歌声と表現力には、声優ファン以外からも高い評価が集まっている。昨年シングル『A Walk』でアーティストデビュー、今年10月20日にはミニアルバム『何処かの君に』をリリースしたばかり。さらに、自身の誕生日である11月28日には1stワンマンライブ『此処にいる君に』を山野ホールで開催する予定とまさに勢いに乗っている。今後もどんな歌ってみた動画をアップしてくれるか楽しみだ。
そしてカバーではないが、雨宮天が『THE FIRST TAKE』で歌った「PARADOX」の動画については、現在までに324万回以上再生されている。
「PARADOX」は、雨宮がヒロイン・氷室菖蒲を演じたアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』(TOKYO MXほか)のOPテーマとして昨年1月にリリースされた楽曲で、ホーンの軽快なサウンドに乗せて、一筋縄ではいかない恋心を理系ワードで歌ったポップナンバー。『THE FIRST TAKE』では、ピアノとカルテットのアコースティックアレンジにて披露されている。
言葉ひとつ一つに愛情を込めて歌う雨宮の表情は、優しさに満ちた一方どこか余裕も感じられ、恋が実り「昔はこんなことがあった」と思い出しているような雰囲気で、原曲とは少し変わった印象だ。また、高音を歌う際に目を閉じ力を込めている表情など、これほどまでに見応えのある歌唱動画はめったにお目にかかれないだろう。
どの動画にも共通して言えるのは、声優たちが歌に対して本気であり、そこに愛や熱さがあるということ。作品や自身が演じる役に対する熱量、それを応援してくれるファンへの愛。普段の声優としての姿とはまた違った一面を楽しんでくれる人たちへの感謝。そして、最も重要な原曲に対するリスペクト。そうした愛や熱さは、歌に必ず表れる。見る者を引きつけ、何度も見たいと思わせてくれる声優の歌唱動画はほかにもたくさんある。ぜひ、探してお気に入りを見つけてみて欲しい。