『THE FIRST』より誕生したBE:FIRST SOTA&SHUNTO、経験豊富な2人がグループにもたらす影響

 SKY-HIが手がけた、世界で活躍するボーイズグループ発掘オーディション『THE FIRST』。オーディション期間を経て、7人組のボーイズグループ・BE:FIRSTが誕生した。メンバーを発表する際、SKY-HIが「最後は順位発表はないです。君たちそれぞれがそれぞれの角度でナンバー1」と言っていたように実力、個性ともに秀でているメンバーが集まっている。年内の本格デビューに向け、フェスやイベント、テレビ番組、ラジオなどへの出演で精力的な活動を見せている彼らに、この先注目が集まることは間違いないだろう。そこで、本格デビュー前に今一度、BE:FIRSTメンバーたちについて振り返ってみよう。

SOTA

 デビューメンバー発表時、最初に名前を呼ばれたのは各審査でしっかり爪痕を残してきたSOTA。20歳という若さでありつつ、HIP HOPダンスの世界大会で4回優勝経験があったり、様々な活動をしていたりと、すでにプロダンサーとして活躍していたメンバーだ。だからだろうか、2次審査のオーディション前にカメラを向けられた時も「どんな感じか未知なんで、掴めたら少しずつわかりたい」と堂々と語り、緊張している様子は一切感じられなかった。もちろんダンスの実力ははじめから段違いで、短いパフォーマンスにもかかわらず多くの視聴者、そしてSKY-HIを虜にしていた。さらに、3次審査の個人審査ではアクロバットも披露。凄まじい体幹の強さを見せつけていた。

 一方、歌は未経験だというSOTA。とはいえ、類まれなるリズム感を持っているためラップスキルも最初からある程度できあがっていたのではないだろうか。合宿を通してそのラップスキルもメキメキと伸びていき、さらに合宿の擬似プロ審査では歌唱パートも担当。その成長ぶりに、SKY-HIからも度々称賛のコメントが寄せられていた。

 そんなSOTAは、謙虚で前向きな性格も魅力的だ。世界大会で優勝するほどのダンスの実力者であるにもかかわらず、驕ったりすることもなく、広い視野でいつも冷静に、そして強い信念を発揮してきた。例えば、合宿審査でパフォーマンスした「To The First」。途中SOTAが大きくジャンプするパフォーマンスがあるが、『スッキリ』(日本テレビ系)の中で「最初は軽いルイを跳ばそうって思ってたんですけど、自分の案でケガをさせたり、ジャンプの練習ばかりさせたくない」と語ったことがある。ここからも彼の視野の広さと仲間への思いが伝わってくる。さらに、合宿中にはLEOとともに周りを明るく盛り上げていた姿も印象的だ。こういった面でも、BE:FIRSTの支柱になっていきそうなメンバーである。

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