新体制の私立恵比寿中学、進化し続けるパフォーマンスとハーモニー 『THE FIRST TAKE』通じて新たなファンも獲得

 7月20日の日本テレビ系『news zero』では、安本彩花の復帰インタビューが放送された(※1:8月4日には未放送分も含めた映像が日テレNEWS23で公開)。そこでは「私の人生早かったな」「もうここで終わるのか」という思いに陥り、闘病を始めてからは「世の中から置いてけぼりにされてる感覚」が最も辛かったと語っていた。それでも、誰もが思い通りの人生を歩めないコロナ禍に「皆頑張ってる」という思いを強くし、治療を選択し今回の復帰に辿り着いた。

 〈世界は楽しいってさ 真っ暗闇じゃないってさ どんな未来がみえるか わめき散らしてジャンプしよう〉という歌詞で始まる「ジャンプ」は、2019年に安本彩花をメインボーカルとして制作された楽曲だが、偶然にも彼女の現在地にリンクした言葉が多い。〈新しい時代の風が僕たちを呼んでいるんだ〉、〈夢は見るんじゃない掴め 嵐の中を駆け巡れ〉といった鼓舞から、安本が飾らない声で叫ぶ〈今だ〉に至るまで安本自身、そして私立恵比寿中学の意思表明として聴こえてくる。ファンの間でも『THE FIRST TAKE』で改めてこの曲の持つエネルギーを再認識したという声が多かった。

 現在YouTubeチャンネルでは、歌やダンスのレッスンに励む新メンバーの姿が毎週アップされている。完成度の高いパフォーマンスを誇る6人体制にこの3人が加わることは挑戦的に思えるが、“永遠に中学生”というコンセプトと“常に進化していくこと”を両立させる点ではこの上ない選択のように思える。新メンバー加入は私立恵比寿中学の独自性を磨き、貫き続ける姿勢の表れだろう。

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【エビ中特設Ch】新メンバー初ライブへの道!全盛りMIX #20

 8月18日リリース『FAMIEN'21 L.P.』では過去の楽曲を9人体制で再録し、9人体制初となるオリジナル楽曲「イヤフォン・ライオット」も収録される。8月11日付のLINE MUSICデイリーランキングで1位を獲得した同曲は、〈混ざったノイズがアンセムだ〉や〈起こしにいこうライオット〉といった言葉が並ぶ新章突入を賑やかに彩るポップチューンだ。桜木のクールな歌声、小久保の瑞々しい歌声、風見の真っ直ぐな歌声が、早くも新たなハーモニーの一部になっていることを実感できる。新メンバー3人が初パフォーマンスを行う予定だったワンマンライブは残念ながら中止となったが、開催予定だった8月21、22日には28時間に及ぶYouTube生配信『#FAMIEN28h』を実施する。この夏、新たな可能性を広げ始めた私立恵比寿中学の挑戦から目が離せない。

※1:https://www.news24.jp/articles/2021/08/04/08917401.html

「#FAMIEN28h」特設サイト:http://famien.com/

「イヤフォン・ライオット」

■リリース情報
私立恵比寿中学 
「イヤフォン・ライオット」
2021年8月11日(水)配信スタート

『FAMIEN‘21 L.P.』
2021年8月18日(水)リリース

【初回仕様限定盤】SECL-2684  ¥3,300(税込)
【初回仕様】トレーディングカード2種封入 スペシャル・ペーパーケース
<収録予定曲>
M1. ご存知! エビ中音頭 (2021.ver.)
M2. ラブリースマイリーベイビー (2021.ver.)
M3. 誘惑したいや (2021.ver.)
M4. ナチュメロらんでぶー (2021.ver.)
M5.summer dejavu (2021.ver.)
M6.HOT UP!!!  (2021.ver.)
M7. 朝顔 (2021.ver.)
M8. イート・ザ・大目玉 (2021.ver.)
M9. 青い青い星の名前 (2021.ver.)
M10. 23回目のサマーナイト (2021.ver.)
M11. イヤフォン・ライオット(ファミえん2021 テーマソング)
M12. いい湯かな? (2021.ver.)

私立恵比寿中学オフィシャルサイト:http://www.shiritsuebichu.jp/

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