最後に紹介したいのは、降幡 愛「シークレット・シュガー」だ。今年4月に開催された『降幡 愛 1st Live Tour APOLLO』で初披露され、ファンからも注目を集めていた。配信ジャケットにはレーベルスタッフがプロポーズされた際の写真が使用され、結婚指輪をはめる幸せなシーンが切り取られている。この曲はずばり“ウェディングソング”なのだ。

　作編曲は本間昭光、作詞は降幡自身が担当。ウェディングベルが鳴り響き、キーボードの印象的なメロディラインとリズミカルなドラムフレーズが絡むイントロは、これまでの降幡の楽曲とも近しい。〈口づけすれば伝わる幸せ　ロマンティックマジック〉というド直球な愛の言葉を歌うこのウェディングソングは、2020年代の中にあっても特異なエッジとなって刺さる1曲だろう。

※1：https://ddnavi.com/serial/679657/a/
※2：https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/28869

■草野虹
福島、いわき、ロックの育ち。『Belong Media』『MEETIA』や音楽ブログなど、様々な音楽サイトに書き手／投稿者として参加、現在はインディーミュージックサイトのindiegrabにインタビュアーとして参画中。
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