『ジャニ勉』最終回SPに期待すること

　2017年にはセットもシックで、衣装はスーツという「大人の関ジャニ∞」に。ただ「2/∞」のコーナーは継続され、2018年に渋谷が卒業する前には、渋谷と横山が2人で関西テレビ周辺を街ぶらし、思い出を語り合うシーンなどがあった。これは長く関西テレビに出演してきているからこそ、だろう。

　リニューアル後に恒例となった「指差し道」もファンの間では話題に。「一番努力家なのは？」「もしも娘がいるとして結婚させるなら誰？」などといった質問に、せーのでメンバーのひとりを指差して答えるというものだ。それぞれの関係性や、お互いにどのように思っているのかなど、ファンとメンバーのイメージが一致していたり時には違ったりしていて、意外な側面を知ることができたコーナーだった。

　最終回スペシャルでは笑福亭鶴瓶が登場し、これまでの『ジャニ勉』を振り返る。

　『ジャニ勉』終了に際し、横山は「ここから恩返し」と語ったが、関ジャニ∞にとって『ジャニ勉』は“原点”であり、育ててくれた場所・帰る場所のひとつでもあったのではないだろうか。大きく育った彼らが、日本のみならず、故郷の大阪でもどのような活躍を見せてくれるか、これからも楽しみだ。

　関ジャニ∞にとっても、エイター（ファン）にとっても“思い出のアルバム”のような番組である『ジャニ勉』。きっと最終回を観れば、番組と関ジャニ∞のさまざまな思い出がよみがえるはずだ。『ジャニ勉』のポスターには「ずっとジャニ勉∞」というキャッチコピーが書かれている。番組が終わったとしても、ファンの心にはずっと『ジャニ勉』が残り続けるだろう。

■ふくだりょうこ
大阪生まれ関東育ちのライター。焼き鳥とハイボールと読書、好きなアイドルのライブに行くのが楽しみ。
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