BTS、TWICE、IZ*ONEに続きBLACKPINKもドキュメンタリー映画公開 人気グループである一つの証に

 ドキュメンタリー映画はアーティストの人間模様を見ることができる点で、昨今流行しているオーディション番組と重なる部分があるだろう。そこでは、アーティストや練習生の努力そのものがエンターテインメントとして視聴者を楽しませている側面もある。しかし、その上でドキュメンタリー映画に凄みを感じるのには、普段はなかなか見ることができないスターならではの苦悩が語られるからだけではないだろう。すでに多くのファンを魅了した圧倒的なステージの裏側をリアルタイムではないからこそ見ることができる点にあるのではないだろうか。

 さらに、ドキュメンタリー作品と映画館との相性の良さにも触れておきたい。映画館では、大画面でコンサート映像を楽しむことができ、ScreenXや4DXといった最新の上映システムとの組み合わせによる新しいエンターテインメントを提供している。その場にいなくても臨場感を感じられる映画館ならではの魅力を活かして上映されることで、作品のクオリティがより高くなっているのかもしれない。また、TVやネットの放送局で配信されるリアリティ番組は多くあるものの、映画として公開できることこそ、現代の人気K-POPグループであるという一つの証だと言えるだろう。

■momotoxic
ブロガー。自称”楽曲派”。Twitter:@momotoxic1006

関連記事