新しい地図の3人がWONK、Novelbrightらとコラボ　ライブ三昧な『ななにー』で実現したこの日限りのステージ

　WONKとの“ななにーSPライブ”、そこでまず実現したのが、ドラマ『アノニマス～警視庁”指殺人”対策室～』（テレビ東京系）主題歌として、当初はアーティスト名すら伏せられていた「Anonymous」の初披露だ。ドラマの世界観を音像に込めた、ハードなHIPHOPトラックからは、WONKとも、また香取慎吾とも違うアーティスト性が見え隠れする。音源ではエレクトロサウンドが全開のトラックだが、実際のパフォーマンスでは鋭利なドラミング、スリリングなキーボードが歌と絡み合うことで、生々しさが際立つステージとなった。

　稲垣・草なぎも交えて披露されたのは、神々しさを感じさせるWONK「FLOWERS」。ゴスペルを連想させる重厚なメロディとコーラスが印象的な楽曲を、肩の力を抜いて軽やかに踊る新しい地図の3人。そんな3人との共演に幸福感を感じているのだろうか、WONKの4人のパフォーマンスからは音楽を鳴らせる喜びが溢れているようであった。

　最後は「雨あがりのステップ」を演奏した新しい地図の3人とWONK。それは、コロナ禍という未だ止まない雨に対して7人が鳴らした、音楽という晴れやかな祈りのようにも感じられた。アーティストらとの共演を通して、久々に音楽の力と楽しさを体感したであろう稲垣・草なぎ・香取。来月の『ななにー』でも、また私たちの目の前で元気に笑い合い、楽しく歌い踊る姿をきっと見せてくれるだろう。