OWV、「ナンジャモンジャ」ゲームから見えるそれぞれの個性 グループとしてのまとまりの良さも

 7月28日に4thシングル『Get Away』をリリースするOWV。テレビ番組や雑誌などに出演するなど順調な活動を見せつつ、彼らの武器でもある個性がよく見えるYouTubeチャンネルもコンスタントに更新している。5月14日、26日にも、「[OWVやってみたシリーズ]ナンジャモンジャ」シリーズがアップされている。

[OWVやってみたシリーズ]ナンジャモンジャ -前編-
[OWVやってみたシリーズ]ナンジャモンジャ -後編-
OWV『ROAR』
OWV『ROAR』

 「ナンジャモンジャ」とは、大人気のカードゲーム。山から引いたカードに描かれた絵柄に名前を付けていき、同じ絵柄が出たら名付けられた名前を叫ぶ。最初に正解の名前を叫んだ人がカードを全取りでき、最終的に一番手持ちのカードが多かった人が勝ち、というゲームだ。シンプルなゲームだが、動画からはOWV4人の個性がたっぷり見えている。

 「ナンジャモンジャ」の醍醐味といえば、キャラクターにどんな名前をつけるかだ。そのネーミングセンスにもメンバーの個性が表れている。本田康祐は理解できるかできないか微妙なラインのストーリーと共に名付けるタイプ。例えば、未来のハム工場で自分がハムにされそうになって逃げ出した「ハム職人Z」と、インパクト抜群だ。独特のセンスだが、関連付けたりストーリーを持たせたりするのが得意なのか、次々と楽しそうにカードをゲットしていく姿も印象的であった。

 中川勝就は、とにかく素直。カードをゲットできた時は嬉しそうに喜んでおり、覚えやすい簡単な名前を付けることが多い。細長いキャラクターには「なすび」、頭にピョンと2束の髪の毛が出ているキャラクターには「シュレック」、ツルンとしたスイカのようなキャラクターは「海ぼうず」、といった具合だ。本田に「わかりやすい」と言われた中川は「じゃないと覚えられへんのよ」と言っていたが、その反応までも素直で微笑ましい。

 トークでもウィットに富んだ返しをする佐野文哉は、絶妙なネーミングセンスの持ち主。浦野秀太が写っているカードには「ワロス」、中川のカードには「池上彰さん」、足を開いて前のめりの姿勢になっている本田のカードには「二郎丸」、学ランにも見える衣装に犬耳を付けた浦野のカードには「俺ら友情永遠不滅」……。どのカードも名付けた意図を「なるほど」と理解できつつも、クスッと笑ってしまう秀逸さがあった。

 浦野からは頭の回転の速さを感じる。というのも、ゲームに勝つためにキャラクターからは想像できない名前や、浦野だけが理解できる名前を付けていたからだ。顕著だったのは数字の名前。ピンクのキャラクターに「681222」、中川が写っているカードには「4171116」と名付けており、もはや覚えられる気がしない。本田も「100年後の日本みたいな、名前が全部数字になるのやめてよ」と思わずツッコんでいたほどであった。

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