さだまさし、ダウンタウン松本人志や泉谷しげると『ボクらの時代』で語り合った“引き際の美学”

 松本人志、さだまさし、泉谷しげる、3名の鼎談が5月2日、5月9日の『ボクらの時代』(フジテレビ・関西テレビ系)にて放送された。幼少期にさだの楽曲に心を打たれた松本が「僕はやっぱりさださんに呼ばれたら断れないんですよ。心の師匠なんで」と今回の鼎談が実現した経緯を語った前回。今週は、新しい音楽や笑いを創作していく上で源となっているもの、変わりつつあるテレビの将来などのトークが展開される中、着地していったのは3人が思う「引き際の美学」だった。

 松本は以前から「65歳で芸能界を引退する」と公言している。そんな松本も現在は57歳だ。ダウンタウンは相方の浜田雅功がツッコミ、松本がボケであるが、年齢とともに浜田がボケ、松本がツッコミに変わってきたことに「これが次どうなんのかはちょっと見てみたい」と言及する。松本から「老害」という嫌な言葉も飛び出す中、心の師匠であるさだが65歳の先、70歳の松本がどんな芸を発掘するのか見てみたいと懇願。その言葉に松本は「優しいパワハラ」と笑顔を見せていた。

 さだが思い描くのは、無様であればあるほどいいという「引き際の美学」。ミュージシャンと芸人という立場は違えど、その考えに松本も共感する。しかし、「やだなぁ。やだよ」と一人否定したのは泉谷。「歌詞は忘れるわさ、声が出なくなったら辞めるわ」ときっぱり泉谷なりの引き際を提示した。泉谷に対して、さだは「僕は前倒れて死ぬまでやってますよ、今のとこ。だって、無様かどうかなんて自分が決めることじゃないじゃない。人様が決めることだから」と真っ向から意見が分かれた。

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