DOBERMAN INFINITY、『泣くな研修医』主題歌は“新たな場所への挑戦” MVに描かれた聴き手一人ひとりの物語

 DOBERMAN INFINITYの6月9日発売のシングル『konomama』より、表題曲「konomama」が5月5日に先行配信された。なお、同日には公式YouTubeにてMVが公開されている。

 同曲はGENERATIONS from EXILE TRIBE・白濱亜嵐が自身初の医師役として主演を務める土曜ナイトドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日系)の主題歌。現役外科医・中山祐次郎の同名小説を原作とした同ドラマは、医師という職業に強い熱意と憧れを抱き研修医となった主人公・雨野隆治が、毎日のように先輩医師や上司に叱られ医療現場の厳しい現実に打ちのめされながらも、同僚の研修医たちと共に成長していく姿を描く。

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DOBERMAN INFINITY「konomama」

 そのエンディングを飾る「konomama」は、同ドラマの劇伴も担当している☆Taku Takahashi(m-flo)、そしてGENERATIONS「One in a Million -奇跡の夜に-」や「A wish for you -キミを願う夜-」などの作曲にも携わったMinami(CREAM)がクレジットされている。絶妙な歯切れの良さを保つテンポで鳴るアタック感の強いビートと、華美すぎないストリングスの音色が織りなすポップサウンドは、後述する詞の深い情緒をあくまでストレートに伝えながらも、聴き手に爽やかな開放感を感じさせる。その他、メロディアスなサビに移行すると同時にいったん音が引き算される構成など、☆Taku Takahashiの色味が感じられる箇所がサウンド・アレンジ面に多くあるため、そこへ調和する5人の歌声もかなり新鮮な聴き心地になっている。

 新鮮さ、という点では詞も同様だ。同曲では〈たとえば 主役が報われずに/このまま 物語が終わるかな〉という特に印象深いサビのフレーズをはじめ、1コーラスを通して憂いや葛藤の吐露があり、そこから少しずつ奮起していくまでの様子が丁寧に描写される。パワフルで明るいイメージが強かった彼らの楽曲としては少し特異にも感じられる世界観だが、無論この描写は厳しい現実に直面し続けるドラマの主人公・雨野隆治の心の動きへと重なっていくものだ。

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