新しい地図の3人が覗かせた開拓者としての顔 新年度初『ななにー』に湊かなえ、ハリセンボンら登場

 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)#37が4月4日にオンエア。「4月に突入したし、4年目になったね」と草なぎが話したように、新しい季節に“4”揃いが気持ちいいスタートとなった。

親しみを込めて呼びかけ続けるコロナ対策

 新型コロナウイルスの感染拡大防止対策が話し合われる中、今回の『ななにー』もスタジオ内でのトークが中心となったが、その分ゆっくりとゲストとの時間を楽しむ姿が印象的な回に。福井県の杉本達治知事とのリモート対談では、「慎吾ちゃん」「吾郎ちゃん」「つよぽん」と愛称で呼ばれ、3人は思わず嬉しそうな表情を浮かべる。

 医療従事者への特別手当を支給するなど、「先手先手」で感染拡大を抑え込む福井県の取り組みに注目しながら、その成功事例を広めることで、今後も長期戦が強いられるコロナ禍に、全国一丸となって取り組んでいこうと呼びかける3人。

 今リアルタイムで起きていることを、分断なく伝えていこうという取り組みは彼らがずっと続けてきたこと。この危機をみんなで乗り越えていくということ。笑顔を届けることで、その元気を広げていくということ。年々、目の前の課題は変化しても、その部分を貫く彼らの存在に、改めて心強さを感じた。

『ホンネトーク』にはハリセンボンが初登場

 ハリセンボンと稲垣は、2004年から約5年間、深夜バラエティ番組『Goro’s Bar』(TBS系)で共演してきた仲。香取はキャイ~ンと、草なぎはユースケ・サンタマリアと、それぞれバラエティ番組で繋がった縁があるが、稲垣にとってはこの『Goro’s Bar』で知り合った友近やいとうあさこ、ハリセンボンら女性芸人たちとの繋がりがそれにあたるようだ。

 当時のことを振り返る稲垣はいつも楽しそうで、香取や草なぎも知らない稲垣を垣間見ることができるという。そんな旧知の仲であるハリセンボンの登場に、3人の心も次第にほぐれ、先日草なぎが日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した際、稲垣はメールで、そして香取は直接会いに行ってお祝いのメッセージを贈ったというエピソードトークへ。

 だが、熱い想いを抱えて向かった香取に対して、草なぎは愛犬・くるみ&レオンの散歩に出かけるタイミングだからと、まさかの塩対応。「(草なぎの自宅の)下のところにいるから」と30分ほど待った香取が再度連絡を入れると「部屋だよ!?」とまたもや肩透かしを食らったと語り、笑いを誘った。

 そんなすれ違いがあったとしても「ケンカをしたことがない」と言う3人。草なぎがすぐに忘れてしまったとしても、稲垣がフラッと帰ってしまったとしても、「それが草なぎ剛」「それが吾郎ちゃん」とそれぞれの個性であり、違って当たり前なのだと理解してきたのだと話す。30年以上行動を共にしてきた、彼らならではの言葉がじんわりと心に響いた。

懐かしい“やんちゃ”SMAPエピソードも

 また、近藤が3月で朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)を卒業し、コンビとして新たな一歩を踏み出そうとしている前に、アイドルグループとして前例のないコントに挑んだ若きSMAPの思い出話にも花が咲いた。

 当時はとにかく怒られていたと振り返る3人。バラエティの基本も、コントのやり方も教えてもらわなかった彼らは、カメラが自分のほうに向くと反射的にピースをしたり、セリフを言いながら「プププ」と吹き出してしまったとも。香取に至ってはドッキリのカメラを見つけてしまって「いいかげんにしろ!」と怒鳴られたという。

 また、プールがあると「これからプールに入ります!」のシーンを撮影する前に、たまらずに飛び込んでしまい、オープニングからビショビショに。そんな彼らに思わず匙を投げたカメラマンもいたようだが、彼らは萎縮するどころか「あ? なんだよ、こいつ」と、むしろ噛み付く勢いだったというから笑いが止まらない。

 コントのみならず、テレビやラジオのMCも、そしてドラマや舞台、映画での演技もそうだ。アイドル=マルチに活躍するというイメージを、手探りで掴み取ってきたのが彼らの歩み。叱られても、怒鳴られても、へこたれることのなかった、負けず嫌いなやんちゃさがSMAPにはあった。

 だからこそ彼らは、国民的アイドルグループとしての器の大きさを持ちながら、いつまでも親しみの感じられる存在として日本中を照らすことができたのではないか。そうして、歩き続けてきた道のりがあってこそ、草なぎのアカデミー賞受賞なのだと思うと、あのスピーチの言葉がより胸を締め付ける。