モーニング娘。、石橋貴明、中居正広が令和に集結 『うたばん』で育まれた深い関係性
モーニング娘。’21、OGメンバーを迎えた4月2日放送『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に石橋貴明が登場。11年ぶりに『うたばん』(TBS系)が復活した。
『うたばん』とは石橋貴明と中居正広がMCを務めた音楽番組。2010年にその番組の幕を閉じ、今も伝説の音楽番組として語り継がれている。嵐やSMAPなど番組と関わりが深いグループは多くいるが、中でもぶっちぎりの57回という出演回数を重ねていたのがモーニング娘。だった。
『うたばん』名場面として当時の映像が流れたが、中居が口にしているように滅茶苦茶である。「ねぇ……笑って?」で一世を風靡したジョンソン(飯田圭織)、多額のセット費が注ぎ込まれた保田圭のための保田大明神、石川梨華に偏愛を寄せていた名物スタッフの化学くん、石橋の動きに合わせた派手な名物CG。制作費用はもちろん、今のコンプライアンス的にはかなり厳しい。良くも悪くも、00年代だったからこそ成立した笑いだったのだと観ていて懐かしくも切ない気持ちにもなった。生田衣梨奈に魔法にかけられた石橋が股間を押さえある言葉を発する様子に、うたばん名物風のテロップで「変わってないね 石さん」と出たのはどちらの解釈にも取れる。
石橋がサプライズ登場する前の、中居と牧野真莉愛、生田衣梨奈、横山玲奈、山崎愛生との絡み、石橋が石田亜佑美に付けたあだ名「ウィーラー」までが、言わば令和の『うたばん』であろう。「女版の中居正広」を目指している横山が中居の心の扉をこじ開け、山崎の「パンダさんパワー」であの頃の中居が復活。我に帰った中居がOGメンバーに向かって「おめぇら責任取れよ」と投げかけたのは、かつての関係性があったからこそ成り立つ掛け合いである。