佐藤結衣の『ラジオdeジャニログ』

Snow Man、SixTONESに続き『らじらー!』卒業へ スタッフからの大きな愛伝わる最終回

Snow Man

 Snow Manが、3月20日放送回をもって、ラジオ『らじらー!サタデー』(NHKラジオ第1)22時台から卒業した。『らじらー!サタデー』(以下、『らじらー』)は、SixTONES、Snow Man、Travis Japanが週替りで生放送のパーソナリティを担当し、グループの垣根を超えた掛け合いを楽しむこともできた番組だった。この3月をもってSixTONES、Snow Manが卒業した後は、新しく美 少年、HiHi Jetsが参加する。

 「卒業」と聞くと、やはり寂しい気持ちが湧き上がってくるもの。だが、Snow ManはジャニーズJr.時代から長年、ジャニーズファミリーを支えてきたグループだ。たとえ、この『らじらー!』という場から卒業をしたとしても、そのつながりが消えることはないのだという優しい空気が伝わる時間となった。

ピースフルな「だてこじ」コンビが彩る最終回

 ラスト放送回のパーソナリティを務めたのは、宮舘涼太と向井康二だ。宮舘は落ち着きと品のあるロイヤルな雰囲気から「舘様」と呼ばれており、向井は関西出身でどんなときでも場を盛り上げおいしく仕上げる「万能調味料」的なキャラクター。一見すると、話すスピードもテンションも真逆な2人だが、その違いがむしろトークに緩急がついて好相性なコンビと言える。

 「卒業かぁ〜」と感慨深い様子が溢れる向井と、「卒業、Party Time」と吐息を感じるイケボを披露する宮舘のコントラストがはっきりとしたオープニングから始まった最終回。早速、今の心境を漢字1文字に表す話題になると、向井が「続」、宮舘は「声」と発表していく。

 「続」には「Snow Manが『らじらー』を卒業するけれど、『らじらー』は続くし、Snow Manのストーリーも続いていく」と向井。緊張しているのか、若干しどろもどろ気味で説明していく向井に対して、宮舘は生放送のラジオは『らじらー』が初めてだったことから、「声」を届けられる機会だったと落ち着いて振り返る。

 すると、向井が「いいやんか、やっぱ今日も声落ち着いてるね」と宮舘を褒めつつ「ちょっと1個だけいい? 今日も尺が限られてるから、もうちょっと早くしゃべってほしい」とからんでいく。すると宮舘も「わ か り ま し た」と、あえてゆっくりめに話して、むしろ煽っていくスタイルが微笑ましい。

 さらに「それこそ向井さんもあれですよ。あの、余計なっていう言い方は失礼かもしれないですけど、変なギャグとか……緊張してるんですか? ちょっとソワソワしてますよね?」と口数そのものは決して多くないはずの宮舘が、いつの間にか饒舌な向井の勢いに形勢逆転していく様子も、このコンビの面白いところだ。

 オープニングからスタッフが「巻いて」のポーズが出まくるにも関わらず、「D.D. 」に合わせて「だってだってこじじ〜」と歌わずにはいられないマイペースな「だてこじ」コンビ。無事に尺の中にオンエアが納まって卒業できるののか、そんなドキドキ感も漂う珍しい最終回となった。

宮舘のバースデーを、サプライズでお祝い

 この日の放送は、2人を喜ばせたいというスタッフからのサプライズがたくさん用意されていたのも特徴的だった。この日のスタジオにはSnow Manの楽曲「ひらりと桜」を彷彿とさせる、桜が舞い散る中に9人のスノーマンがあしらわれた「ありがとう! Snow Man」の飾り付けがなされるなど、まさに卒業式といった雰囲気の中でオンエアされたことがわかる。

 また、なかでも宮舘が3月25日に28歳の誕生日を迎えることが伝えられると、SMAPの「らいおんハート」が聞こえてきた。この曲は、宮舘が〈君を守るため そのために生まれてきたんだ〉の歌詞に感銘を受けて、「こういう大人になりたいなって思った」と、テレビやラジオなどで好きな曲としてピックアップしてきた曲。

 そうした宮舘のことを理解した上での演出に加えて、オリジナルバスローブというプレゼントも粋なチョイス。しかも「らじらー♡宮舘涼太ロイヤル28歳」という刺繍付きというからニクイではないか。また、その場でバスローブを着てみせるというプレゼントし甲斐のある宮舘のリアクションも、スタッフが愛さずにはいられない理由のひとつだろう。

 ちなみに、宮舘だけではなく「せっかくなので向井くんにも」とタオルが贈られる。すると、「ちょっと待って。うわ!“らじらー♡向井康二”って書いてあるわ。嬉しいな。ちょっとツッコミづらいやんか。何もないほうがツッコミやすいのに。愛が出ちゃった」とワタワタする向井のリアクションもまた、やはり贈り甲斐があるというものだ。愛を上手に受け取ることができる2人だからこそ、最後の放送回がこんなにも笑顔に溢れたのだろう。