ドラマ『君と世界が終わる日に』出演中 N.Flying キム・ジェヒョンに聞く、表現活動との向き合い方

『きみセカ』キム・ジェヒョンインタビュー

 N.Flyingでドラムを担当するキム・ジェヒョンが、現在ドラマ『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系)に出演中だ。日本のドラマには初参加で、作品では無口な若者・ミンジュンを演じている。N.Flyingとしては2019年に「Rooftop」が“チャート逆走”でヒットした他、YouTubeに「紅蓮華」(LiSA)などJ-POPカバーもアップ。そんなキム・ジェヒョンにインタビューを行い、普段聴いている音楽や、ドラマの撮影エピソード、俳優・アーティストとしての目標などについて聞いた。役柄とは異なり、常に笑顔で受け答えしてくれたのが印象的だ。後日動画も公開予定だ。(編集部)【記事最後にプレゼント情報あり】

米津玄師さんは、僕が考えつかないような音楽をやるアーティスト

――N.FlyingとしてYouTubeではJ-POPのカバー動画もアップしていますが、ジェヒョンさん自身は普段どんなアーティストや曲を聴いていますか?

キム・ジェヒョン:いろんなアーティストの曲を聴いていますが、日本のアーティストの中では、米津玄師さんの「海の幽霊」や久石譲さんのピアノ演奏曲「Summer」、あと最近はLiSAさんをよく聴いています。他にも本当にいっぱいいるので、全部話すと時間が足りないかもしれないです(笑)。

――米津さんの曲はどういったところが好きなんですか?

キム・ジェヒョン:米津玄師さんは、僕が考えつかないような音楽をやるアーティストだと思います。僕は今、日本のアニメや映画、ドラマは字幕がなくても見ることができますが、まだ音楽は難しいです。でも「海の幽霊」を聴いたときに、何かわからないけど涙が出ました。これが音楽の力なのかなと思いました。

――ドラムは練習生になってから始めたそうですが、尊敬するアーティストやドラマーはいますか?

キム・ジェヒョン:僕たちの(同じ事務所の)先輩であるFTISLAND先輩とCNBLUE先輩はもちろんです。あとはCobusというYouTubeで活動しているドラマーです。ドラムだけで色々なカバーをやっていて、ドラムを始めたときから今までずっと、その人の表情や動き、形を勉強し、研究しています。

――FTISLANDさんやCNBLUEさんといった、バンドと俳優活動を両立している先輩から影響を受けたことはありますか?

キム・ジェヒョン:はい! 先輩たちは僕たちに対して、「バンドは一つだ。もっともっと(絆が)固くなることが大事で、音楽も今よりもっともっと強く作ることが大事。メンバーが家族みたいな感じで、一致団結することが大事だ」とおっしゃってくれました。だから僕もそのような気持ちで音楽活動をしています。また、僕の演技デビューは『モダン・ファーマー』という作品で、FTISLANDのホンギ先輩と一緒に出演しました。初めてのドラマなので緊張していましたが、ホンギ先輩が「キミらしい、”ジェヒョンの演技”を見せて」「リラックスしていいから、大丈夫」と声をかけてくれました。そのおかげで、ここまで来ることができたと思っています。ありがとうございます、先輩!

――今回の『君と世界が終わる日に』が初めての日本のドラマ出演ですが、撮影に入る前に参考にした日本の俳優や作品はありますか?

キム・ジェヒョン:ドラマではなく映画なのですが、『アイアムアヒーロー』というゾンビ映画です。主人公が大泉洋さんで、ソンビ物の作品は珍しいので、ゾンビの世界や雰囲気を勉強しました。

――撮影の中で特に印象深いエピソードはありますか?

キム・ジェヒョン:出演者やスタッフのみなさんと初めて会ったときが一番印象的な思い出です。僕は本当に緊張していて、どうしようかなとずっと考えていました。演技は大丈夫かな、セリフは大丈夫かな、と何もかもが心配で…。でも、僕が現場に入るときにみんなが「ミンジュンが来た」「よく来たね」って、優しく話しかけてくれて本当にありがたかったです。今でも感謝しています。なんであんなに心配していたんだろう、と思うぐらい(笑)。

――作品ではミンジュンのアクションシーンも印象的ですよね。意識していることや難しく感じたことはありますか。

キム・ジェヒョン:韓国で2カ月ぐらい訓練したので、アクション自体は大丈夫でした。でも人を叩いたり、蹴ったりすることは難しかったです。ゾンビ役の人たちも人間ですから。「思いっきりやってください、大丈夫ですよ」と言われても、僕の性格的にはどうしよう、と迷ってしまって。タイミングが完璧じゃないと危ないのでそういった点が難しく、集中して撮影しました。ゾンビさんのおかげもあって、かっこいいシーンができました。

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