稲垣吾郎&草なぎ剛&香取慎吾が『ななにー』で伝える、日々を楽しむ大切さ 『人狼祭り』&広瀬香美の歌レッスンで大奮闘
そして、温まった3人の気持ちを、さらに盛り上げたのが番組後半に企画された『広瀬香美のミュージックレッスン』だ。ミュージシャンとしての実力はもちろんのこと、音楽学校の校長を務めるなど、指導者としてのキャリアも誇る広瀬。
草なぎがホワイトボードに板書し、広瀬が「吾郎くん、答えて」と指名していく授業形式のレッスンに、香取は「テレビ東京で30年前くらいにやってた感じ」と瞳をキラキラさせて喜ぶ。
これまで舞台の前に個別で歌のレッスンを受けたことはあっても、こうして一緒にボイストレーニングを受けたことはなかった3人が、嬉しそうにレッスンを受ける姿が印象的だった。
さらに広瀬は、「72かのナニかの何?」が持つ歌詞の盛り上がりを好きな味覚に例えて「焼き肉を食べるように〜!」と独自の方法でレクチャーしていく。そのユニークな指導に「なるほど!」と3人も実に楽しそうだ。
だんだんと高くなり苦しくなっていく発声練習を「低くなっている」と思い込むようにしたり、足を少し開いて手を上げるなど、すぐに高音が出せるテクニックも満載。素直にトライして「ラクかも!」と純粋に喜ぶ彼らに思わず頬が緩む。
「上手に歌えなくていい! 楽しく歌えばいい!」という持論を展開する広瀬。それは、何事にも通じる人生を楽しむ大きな秘訣かもしれない。うまくやろうと身構えるほど、体がぎゅっと固くなるものだ。
高音を出そうとして声帯が閉まってしまうのを「どんどん低くなっている」と自己暗示をかけて緩めていくように、日常でも体をラクに動かすために「大丈夫」「できる」と自分自身で思い込ませることも必要かもしれない。
そうしていけば、きっと3人と広瀬が即興で作ったオリジナルソング「イイネ」のように明るく前向きな気分で日々を過ごせるのではないだろうか。まだまだ先が見えないコロナ禍でも、日々を楽しむ大切さを改めて教えてくれる『ななにー』。また来月も、元気に笑顔で会えるように、我慢の日々も楽しみながら“がんばりましょう”。