『ジャパニーズSTAR』インタビュー

Girls²が語る、歌とダンスで伝える“日本史の面白さ” ここでしか聞けない妄想タイムトラベルトーク&2021年の抱負も

 Girls²が、1月13日に3rd EP『ジャパニーズSTAR』をリリースした。現在、第5期後期が放送中のTVアニメ『ねこねこ日本史』(NHK Eテレ)のオープニングソング「ジャパニーズSTAR」、エンディングソング「ねこねこ日本史おぼえ歌~全時代丸分かり♪~」(以下、「ねこねこ日本史おぼえ歌」)、そして第5期前の主題歌「ぐるぐる」も収録した、“ねこねこ”モード全開な1枚に仕上がっている。

 また、アップテンポな「ジャパニーズSTAR」は鶴屋美咲・増田來亜・山口綺羅が、歴史の勉強にもなる楽しいラップ「ねこねこ日本史おぼえ歌」は小田柚葉、隅谷百花、石井蘭が担当している。

 そこで今回は代表して、小田、隅谷、増田、山口の4名にインタビュー。楽曲の魅力、レコーディングの思い出について話すうちに、タイムトラベル妄想トークに発展! 2021年、Girls²が作る新しい歴史にも思いを馳せた。(佐藤結衣)

覚えて歌ったら歴史のテストで100点とれるソング

増田來亜

ーー「ジャパニーズSTAR」の第一印象はいかがでしたか?

増田來亜(以下、増田):アップテンポですごく明るい楽曲だなと思いました。〈ジャパニパニパニパニジャパニーズSTAR!〉っていう言葉が重なったフレーズが、小さなお子さんも覚えやすいんじゃないかなと。『ねこねこ日本史』は子どもから大人まで楽しめるアニメなので、その主題歌としてもすごく合っていると感じました。

山口綺羅(以下、山口):日本の歴史の魅力が詰まっている楽曲です。私も歌いながら「なるほど」と思うこともあって、きっと聴いていただけたら歴史に興味を持って学びたくなるんじゃないかなと思いました。

ーー今回は「ジャパニーズSTAR」のダンスプラクティスビデオも収録されていますね。

山口:はい、サビの部分は手を回してすごくかわいい振り付けになっているので、ぜひ真似して踊ってほしいです。

増田:〈日向ぼっこニャンです〉っていう歌詞のところとか、猫みたいな動きの振り付けがあるので、そういうところも見どころかなと思います!

アニメ『ねこねこ日本史』ノンクレジットOP映像 Girls² - ジャパニーズSTAR(Japanese Star)

ーー「ねこねこ日本史おぼえ歌」を歌われたおふたりは、いかがですか?

隅谷百花(以下、隅谷):最初に歌詞を見たとき、漢字が多すぎて「ちょっとこれ大丈夫かな」と思いました(笑)。聴いたら結構リズムが刻まれていて、「これは歴史の名前が頭に入ってきそうだ!」と一生懸命練習しました。

ーーたしかに最初から〈先土器・縄文・弥生……〉と、時代の名前が続きますもんね。

隅谷:ほんとに全部漢字なんですよ。

小田柚葉

小田柚葉(以下、小田):私も最初に聴いた時はラップ調なので、すごく難しそうだなという印象でした。いざ練習してみたら……やっぱり難しくて(笑)。リズムの取り方も、普段の楽曲とは全然違うので。今までで一番練習に時間がかかりました。でも、なんとなく覚えていた時代の名前も順番通りに覚えられましたし、全部書くこともできるので、暗記したい方にはオススメです!

ーー「ねこねこ日本史おぼえ歌」は、より歴史の勉強に近い内容ですもんね。増田さんや山口さんは、「ねこねこ日本史おぼえ歌」を聴いたときにはどう感じられましたか?

増田:デモ音源で聴いたときには、これまでのGirls²にない新しい曲だったので、正直難しそうだなと(笑)。でも、3人が歌っているのを聴いたら「おお! さすが!」ってなりました。すごく好きな曲です。

山口:最初に歌詞を見たときは、「これ時代の名前とか年号も覚えられるし、歌えるようになったらテストで100点取れるよ!」って思いましたね(笑)。私も來亜と同じで、3人がレコーディングを終えたものを聴いたときは、歌声も揃っていて上手で。本当にすごいなって思いました。

【アニメ】『ねこねこ日本史』第5期後期エンディング映像/Girls²「ねこねこ日本史おぼえ歌~全時代丸分かり♪~飛鳥時代篇」【ED】

ーーレコーディングはいかがでしたか?

小田:本当に苦戦して、私が3人の中でレコーディングに一番時間がかかりました。ラップはスラスラできたんですけど、今度はその他の部分の音程を取るのが難しくなっちゃって。

隅谷:確かに最初はすごく難しいんですけど、歌えるようになったらすごく気持ちいい曲なんですよね。だから私、ノリノリでレコーディングスタジオに行って、最初「YO!YO!」ってやっていたんですけど、スタッフの方に「もっと普通にメロディつけて歌っていいよ」みたいな感じで言われたのが恥ずかしかったです(笑)。

ーー(笑)。今回は、カラオケバージョンも収録されていますけど、歌いこなすポイントはありますか?

小田:最初は歌詞を楽しく覚えるのが大事かもしれないです。それぞれで練習しているとき、百花が「1582!」「1582がツボ!」ってわざわざLINEしてきたんですよ。

隅谷:歌詞の中で、本能寺の変を〈1582(いちごパンツ)と覚えよう~!〉ってなってるんですよ。「めっちゃ面白い!」って思わず送っちゃいました。

小田:そうやって面白がって覚えられたら、楽しく歌えると思います!

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