Hey! Say! JUMP、Sexy Zoneから、Snow ManやSixTONESまで……2021年は各分野で若手~中堅グループが活躍へ?

 また、Hey! Say! JUMPもグループとして大きな佳境に突入している印象を受ける。昨年12月に発売された最新アルバム『Fab! -Music speaks.-』は、アルバムのテーマが“音楽×童話”であることで発表直後から話題を集めており、作家陣には、YOASOBIのAyaseやまふまふが参加することでも注目度が高かった。当初はHoneyBeeとして公開した女王蜂・アヴちゃん提供曲「狼青年」のインパクトも相当強いもので、ジャニーズアイドルが終始フードを被り顔が見えない状態でパフォーマンスすることで、実力派の一面もアピールされていたように思う。同楽曲からも分かるように、Hey! Say! JUMPの強みは、ジャニーズの中でも比較的人数の多いメンバー構成であることを活かした息の合ったダンスパフォーマンスである。さらに、その実力と相まったコンセプトへの対応力や変幻自在さという特徴にも目を見張るものがある。

Hey! Say! JUMP - 狼青年 [Promotion Video (Short Ver.) ]

 これまでも「Magic Power」や「殺せんせーションズ」など、タイアップに応じて様々なカラーを魅せてきた。また、今でこそジャニーズの舞台の中でも際立った印象を受ける“ジャニワ“の初演である『JOHNNYS' World -ジャニーズ・ワールド-』で座長を務めたり、ジャニーズの歴史を表現する舞台『SUMMARY』では、「サーカス」をテーマにそれまでにない演出を取り入れた『SUMMARY 2010』を開催したりと、活動初期からエンターテイナーとしての道を歩いてきていた。そういった経緯を踏まえると、今回のアルバムはエンターテイナーのエリート集団と人気ソングライター陣の豪華なコラボと言える。メンバーのキャラクターからイメージされる少年っぽさから脱却し、いわばどんなコンセプトにも染まることができるグループとなった現在は、年齢や性別にとらわれない新しいアイドル像を確立しつつある。

 2021年以降のジャニーズはあらゆる側面から次世代のスターが誕生する可能性が高いが、中でもジャニーズの伝統を感じさせる楽曲面でのさらなる進化に期待したい。

■momotoxic
ブロガー。自称”楽曲派”。Twitter:@momotoxic1006

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