『乃木坂46 4期生ライブ2020』は個々人が輝くものに? 16人体制、新曲披露、特別ユニットなどの注目ポイント

 次に触れたいのは、公式Twitterでも告知されている16人が6つに分かれてのユニット曲。組み合わせは、下記の通り。

(1)「黒見明香×清宮レイ×松尾美佑」
(2)「柴田柚菜×弓木奈於×掛橋沙耶香×筒井あやめ」
(3)「遠藤さくら×早川聖来」
(4)「林瑠奈」
(5)「北川悠理×佐藤璃果×田村真佑×矢久保美緒」
(6)「賀喜遥香×金川紗耶」

 (1)は同い年の3人。4期生の中でも特に笑顔の印象が強いメンバーで、そんな3人に似合う楽しく可愛い楽曲が披露される。(2)では、掛橋と筒井がある楽器を演奏。(3)では、先輩メンバーのある楽曲を緊張の中、遠藤と早川が表現豊かなダンスでパフォーマンスする。林のソロの(4)はノーヒントとなるが、田村と松尾曰く、歌の上手な林が堪能できるとのことだ。キャッキャと可愛いムードに包まれた(5)の4人。ある先輩が関西弁で「ほんまに嬉しい~」と言っていたという田村のコメントが大きなヒントになりそうだ。ラストは『ノギザカスキッツ』(日本テレビ系)のコント「やんちゃなやんちゃん」でもお馴染みの2人。賀喜と金川の息ぴったりな掛け合いはライブにも活かされるのか、注目だ。

 ほかにも「メインステージ」「ダンスステージ」「イルミネーションステージ」「乃木ルームステージ」の4つのステージの個性を活かした振付や配信ならではの演出、アフター配信のパジャマパーティーで披露されるメンバーリクエスト2曲も見逃せないポイントだ。今回の4期生ライブに向けた期間を通して感じるのは、さらに深まった4期生の絆。そこには「新4期生」という言葉はなく、まるで始めからの同期のような雰囲気の16人がいる。林がソロでパフォーマンスをすることが物語っているように、かつての横浜アリーナでの公演を想起させるような、一人ひとりが輝くライブが展開されるのではないだろうか。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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