DOBERMAN INFINITY KUBO-C、“ヒップホップの核”をラップで体現するリーダー 周囲から慕われる陽気で優しい兄貴分

ドーベルKUBO-C、ヒップホップ体現するリーダー

 KAZUKIが放つクリアなハイトーンと対照的な立ち位置におり、歪みを効かせた低音が特徴的なKUBO-C。“ALL ROUND HIP HOP”をテーマに掲げるDOBERMAN INFINITYにおいては、“J-POPとしての聴きとりやすいラップ”が求められることも増えているようだが、KUBO-Cは“ヒップホップの核”を体現する存在と言えるだろう。「DO PARTY」や「SUPER BALL」のようなパーティーチューンでは、持ち前の陽気さも加わり、自然体で煽るような役割に。逆に「We are the one」のようなミディアムバラードでは、彼の無骨なラップがあるからこそ、楽曲がDOBERMAN INFINITY流のバラードとして成立。KAZUKIも「音楽面ではどんな曲を歌ってもKUBOさんがバシッと重みのある声でラップしてくれると曲が締まる」(引用:DOBERMAN INFINITYが語る、“5人で歩んできた5年間”の絆「誰ひとり欠けていたくない」)と称賛している。なお、昨年6月、ベストアルバム『5IVE』をリリースした際に、KUBO-Cが5年間のターニングポイントとなった曲として選んだのは、2017年にリリースしたラブバラード「あの日のキミと今の僕に」。「俺はああいう感じの曲をやるとは思ってなかったんです。もう生涯レベルで。俺の人生プランにはなかった」(引用:DOBERMAN INFINITYが語る、“5人で歩んできた5年間”の絆「誰ひとり欠けていたくない」)と語るほど、自分の声質やスタイルとはかなりかけ離れた音楽への挑戦だったようだ。だが、その結果、DOBERMAN INFINITYの音楽性をさらに広げ、多くの音楽ファンに楽曲を届けるきっかけとなった。

DOBERMAN INFINITY「あの日のキミと今の僕に」MV -short ver.-

 そんなKUBO-Cのキャラクターを一言で表すならば、ムードメーカー。GS曰く“お笑いテロリスト”で、ライブでも爆笑トークでMCタイムを盛り上げている(参照:DOBERMAN INFINITYが語る、“5人で歩んできた5年間”の絆「誰ひとり欠けていたくない」)。『シブザイル』(ABEMA)で顔占いを行った際には、顔占い師のLove Me Doから「芸術的な才能があるが、とてもデリケート。メンバーには内緒にしてるけど、大事な時にお腹を壊してるかもしれない」と言われ、「子どもの頃、電車に乗るとお腹壊してました」というエピソードで笑いを誘う場面も。「明るそうに見えるが、孤独を感じやすい」という診断には「寂しがりではありますね」と意外な一面を明かした。また、劇団EXILEの青柳翔と顔が似すぎている言われており、自身のInstagramにもたびたび2ショット写真を公開。“くぼちゃん”というニックネームからもわかるように、コミュニケーション能力が高く、DOBERMAN INFINITYがプロデュースを手がけるBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEのメンバーなど、歳の離れた後輩にもフレンドリーな優しい兄貴である。

 
 
 
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 リーダーでありながらも、しっかり者のメンバーに身を委ねて無邪気に振る舞う、愛されキャラKUBO-C。だからこそ、真剣な表情でラップをする姿が際立ち、そのギャップにハマる人が多いのだろう。そして、いい意味でブレないKUBO-Cの存在が、DOBERMAN INCから継承されたヒップホップの真髄を守っている。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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