BALLISTIK BOYZ メンバー分析【入門編】Vol.2:加納嘉将

BALLISTIK BOYZ 加納嘉将、グループを引っ張る力強いボーカル 周囲への気配りや客観的に物事を捉える視点も

 2019年5月22日、メンバー全員がマイクを持ち、アクロバティックなパフォーマンスを繰り広げる7マイク・フリースタイルグループ、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE(以下、BALLISTIK BOYZ)がメジャーデビューを果たした。メンバーは、2017年に開催された『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~』のボーカル部門ファイナリストである日髙竜太、加納嘉将、ラップ部門のファイナリストである松井利樹、海沼流星。そして、2013年に開催されたオーディション『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』に合格し、次世代アーティストを育成する「PROJECT TARO」の一員として3年間のニューヨーク留学を経験した深堀未来、砂田将宏、奥田力也。メンバー全員が歌、ダンス、アクロバットを武器としており、Jr.EXILEの先輩達も脅威に感じたというほどハイスペックな7人の素顔とは? BALLISTIK BOYZのメンバー一人ひとりに焦点を当てる本連載の第2回目は、ボーカリスト・加納嘉将について紹介していく。

加納嘉将

 加納嘉将は、1996年9月10日生まれで宮城県出身。昔は、家族全員歌が上手かったことから自分が音痴だと思っており、歌に苦手意識があったという加納。EXILEの大ファンである姉の影響で、自身も当時からEXILEの音楽を聴いていたが、EXILE ATSUSHIやEXILE TAKAHIROが綺麗な裏声で歌っているのに対して、自分にはそれができなかったことも、自分の歌に自信が持てなかった一因だったようだ。しかし、「高校生のときに友達とカラオケに行ったら『上手いじゃん』って言ってもらえて、そこから歌うことが好きになった」(引用:モデルプレス)そうで、高校時代には友達とバンドをやっていたという。その一方で、中学2年生の時に起きた東日本大震災で、地元・宮城が被災地となり、復興ボランティアに参加する中で“人助けのできる仕事がしたい”と考えるように。高校卒業後の進路について、本格的にアーティストを目指すか、大学に進学して復興に関する仕事に就くかで悩んだ時期もあったそうだ。その結果、一時は大学進学を選んだが、アーティストになる夢も諦めきれず、最終的には大学中退を選んでいる。

 そんな彼の日常は、2017年にEXPG STUDIO SENDAIが開校したことを機に、急激に変わり始めた。その前から上京することを考えていたそうだが、EXPG STUDIO SENDAIが開校するタイミングで行われたオーディションを受け、同年4月に特待生として入校すると、未経験の状態でダンスと歌のレッスンを受けるように。早くも6月には、FANTASTICS from EXILE TRIBE(以下、FANTASTICS)のボーカルを選ぶ『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5』に挑戦。FANTASTICSには選ばれなかったものの、ボーカル部門のファイナリストとして実力を評価され、BALLISTIK BOYZの一員に抜擢された。2018年2月には上京していたそうで、彼がEXPG STUDIO SENDAIに入校してからBALLISTIK BOYZが結成されるまでの期間は、なんと1年。目まぐるしい環境の変化に戸惑いながらも、がむしゃらに努力した日々がチャンスを手繰り寄せた。ちなみに、彼がLDHのアーティストを目指したのは、“日本を元気に”をテーマに掲げ、東日本大震災の復興支援を行っているEXILEの姿を見て、自分もLDHの一員として人助けをしたいと思ったことが大きな理由だったようだ(参照:モデルプレス)。

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