日本国際ダンス連盟「FIDA JAPAN」名誉会長に杉良太郎が就任 “日本とダンスの未来”への想い語った会見レポート

 その後、記者からの質疑応答では様々な意見が飛び交った。高齢者のダンス需要についての質問が飛ぶと、杉は「相当数がいるので、早いうちに47組ができると思う。厚労省の局長もヒップホップをやっている。男女ともにチーム作りをしっかり進めていきたい」とした。実際に孫がダンスを始めた影響で興味を持つ高齢者は少なくないという。

 日本人の踊りの文化とダンスの共通性については「味噌汁がポタージュやコンソメになる、というように変わっていくんじゃないかと思います」と持論を展開。一人よりも大勢で発散していくこと、パフォーマンスを見てもらう喜びがあることにも言及した。

 終盤では神田の「連盟の世界化は30年くらいかかるかもしれない」という話を、杉が「そんなにかからない」と打ち消す場面も。名誉会長としてスピード感のある活動を目指す意思を感じさせた。

■小池直也
ゆとり第一世代・音楽家/記者。山梨県出身。サキソフォン奏者として活動しながら、音楽に関する執筆や取材をおこなっている。ツイッターは@naoyakoike

関連記事