欅坂46、改名発表から現在に至るまでーー“櫻坂46としての再スタート”へ向けたグループの活動

欅坂46『永遠より長い一瞬 ~あの頃、確かに存在した私たち~』(TYPE-A)

 衝撃の改名発表から数カ月が経ち、いよいよ櫻坂46としての活動が始まる欅坂46。発表当初は動揺するファンも多い印象だったが、今では決断を受け入れて“再スタート”へ向けて心を固めている声がほとんどではないだろうか。改名発表から現在までの期間、彼女たちがどのような活動を行ってきたかを少し振り返ってみたい。

 改名が発表されたのは今年7月16日の配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!』でのこと。客席含む会場全体を利用したこの公演は今まで以上に高度な演出の数々で、“チーム欅坂”の意気込みの強さを感じ取れるものだった。しかしライブ終盤、キャプテン菅井友香から衝撃のひと言が告げられる。

「私たち欅坂46は、この5年間の歴史に幕を閉じます」

 はっきりとした口調とカメラを見つめる力強い眼差し。しかしその瞳の奥には、一抹の寂しさも感じられた。メンバーの中には涙を流す者もいれば、凛とした表情で前を見つめている者もいる。

「世の中そのものがいろんな変化を迫られている中で、自分たちにも変化というものが必要なのかもしれないなと考えるようになって」(『B.L.T.2020年10月号』より)

 とは、改名についての彼女の言葉。他の多くのメンバーも受け入れるのに時間はかかったようだが、徐々にその選択が今後のグループにポジティブなものをもたらしてくれるのではないかと考えるようになったという。公式ブログでは各メンバーからの思いが公開されていく。

「新しいグループ名になり、生まれ変わりますが
後ろ向きな気持ちはこれっぽっちもなくて
未来がきらきらして見えています

もしかしたら苦しくなることもあるかもしれないですが
そんなときに力になるのは皆さんの存在なのです」
渡邉理佐 公式ブログ「鐘。」より

 渡邉理佐のように、すでに決意しているメンバーたちからの前向きな言葉に救われたというファンは多かったようだ。

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