『LIVE×ONLINE IMAGINATION』

DOBERMAN INFINITY、オンラインで『D.Island 2020』に挑戦 豊富なアイデアで彩った『LIVE×ONLINE IMAGINATION』

 LDH所属アーティストがABEMA TVにて8夜連続で生配信ライブを行う『LIVE×ONLINE IMAGINATION』。4日目は5人組ヒップホップユニットDOBERMAN INFINITYが登場した。

 毎年夏フェス『D.Island』を主催しているDOBERMAN INFINITYだが、今年は新型コロナウイルスの影響を受け全国ツアーも夏フェスも中止や延期を余儀なくされていた。彼らはこの『LIVE×ONLINE IMAGINATION』内で『D.Island 2020』を開催するという。うちわのデータを配布し自宅でD.Islandうちわが作れる企画や、「タオルで繋がれ!キャンペーン」としてSNS上でタオルを掲げた写真を募るなど、何かと事前準備を進めてきた。

 DOBERMAN INFINITYが生配信ライブを行うのは、7月に行われた『LIVE×ONLINE』以来2回目。オンラインに特化した演出や臨場感あふれる映像で、配信ライブの可能性に挑戦してきた彼らがどんなパフォーマンスを披露するのか見どころだ。

 白く光るLEDをバックにメンバーのシルエットのみが浮かび上がり、1曲目「2020」へ。今年の全国ツアーに向けて制作した楽曲で、ファンへの気持ちを〈必ず会いに来ると言ったよな〉というリリックに込め歌い上げた。

 モノクロの画面が一転、ステージ上でライトに照らされたメンバーはセットアップスーツに身を包み「INFINITY」を熱唱。続く「Gatti」ではオートチューンがかかった勢いのあるラップを披露した。

 4曲目「スリルライフ」では照明と背景が即座に切り替わる。稲妻が走るグラフィック、降り注ぐレーザーライト、ステージを囲む炎が、曲の世界観を際立たせた。

 SWAYの遠吠えで始まる「JUMP AROUND∞ 」は、LAのヒップホップグループ・House Of Painが90年代にリリースした「Jump Around」のオフィシャルカバー。『HiGH&LOW』シリーズの「鬼邪高校」のテーマソングとしても知られている。グラフティアートがスクリーンいっぱいに広がり、ストリート感たっぷりのパフォーマンスになった。

 メンバーが〈揺らせ揺らせ〉とファンを煽る5曲目の「SAY YEAH!!」では、ドービーくんが画面の四隅に現れ両手を揺らす振り付けを踊った。

 歌詞に〈テキーラ〉が登場する「MON5TERS」では、KAZUKIがテキーラをショットグラスへ注いでいく。いたずらな笑みを浮かべ、なみなみに注いだグラスはP-CHOの元へ運ばれ、メンバー全員でショットを煽ったりしていた。

 続く「DO PARTY」もアップテンポなパーティーソング。P-CHOが「みんながいるところがパーティー会場だぜ」と呼びかけ、「しゃがめ」「ジャンプ」などダンスも指南。歌詞が動きのあるグラフィックで表示され、パーティー感を盛り上げた。

 ステージが暗転すると、椅子に座ったメンバーの後ろにDIバンドチームがリモート画面で登場。バンドの生演奏でアレンジしたバラード曲「二人だけの地図」「#PLAY 」を披露した。生演奏だからこそスローなグルーブが生み出され、コメント欄でも「このアレンジ好き」と高評価を得た。

 続く「ずっと」は、DIバンドに9人のストリングスチームも加わり、弦楽器につられて、KAZUKIの透明感のある歌声がさらに輝きを増した。

 画面は映像に切り替わり、2019年に横浜で行われた『D.Island』の様子が映し出される。メンバーが「2020の会場はまさしくここ、ライブオンライン!」と宣言。ファンに手持ちライトやタオル、うちわのスタンバイを呼びかける。

 「花火上げちゃいます?」「開幕~!」の号令で、メンバーがステージに再登場。ツアーグッズのスウェットに着替え、手にはうちわを持ち準備万端の様子。そして各地で花火大会の中止が相次ぐ今年、日本の伝統文化である花火を応援する「エール」プロジェクトのチャリティーソング「INFINITY ZOO」を初披露。スクリーンには巨大な花火が打ち上がり、ライブを盛り上げた。

 SWAYが「始まりましたよD.Island!」と嬉しそうに叫ぶと、ステージはビーチに切り替わり、照明は太陽のような真っ赤なカラーへ。夏フェスのマスト曲「D.Island」がスタート。サビではうちわを仰ぐパフォーマンスで盛り上げった。

 KAZUKIが「部屋のライトも消しちゃいましょう。僕たちが皆さんの部屋に夏を届けます」と言い「GA GA SUMMER」がスタート。これも軽快なリズムの夏フェス定番曲だ。ネオンカラーの歌詞が画面上を踊り、トロピカルなムードに包まれた。

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