BTSを強くするARMYの存在と謙虚な姿勢 米ビルボードシングル韓国人アーティスト初の1位獲得、オンライン記者会見を振り返る

    BTSの新曲「Dynamite」が米Billboardのシングルチャート「Hot 100」で1位を獲得し、その記録を受けて9月2日、オンライン記者会見が開かれた。

 2015年発売の『花様年華 pt.2』で初めてチャートインして以降、これまで幾度となくBillboardチャートに名前を残していたBTSだが、ついに韓国人アーティストとして初の1位という歴史的記録を打ち立てた。偉業を成し遂げたBTSが一夜明けて開いた会見では、応援してくれるファンを大切にする彼ららしく「ARMY」というワードが数えきれないほど飛び交っていた。

 JINは今回の記録について、「ファンのみんなにすぐ伝えたくてWeverse(BTS公式ファンコミュニティ)に書いて消してを繰り返したけど、結局言えたのはARMYとBTSが一緒に作り上げた成績だということでした。純粋にファンのみんなと楽しみたいという気持ちで作り上げた曲でしたが、このような結果になって嬉しいです」と驚きの気持ちとファンに対する感謝を述べた。

 特に9月1日、1位の知らせが出た当日に誕生日を迎えていたJUNG KOOKにとっては忘れられない1日になっただろう。JUNG KOOKは「なによりもこの大きな成果を出せるように頑張ってくれたARMYの皆さんに感謝したいです。そしてメンバー、スタッフ、ファンなどいい人に出会えていい機会を得ることができて感謝しています。僕の人生でこのような記録を出せたということが本当に光栄です。そしてその日は僕の誕生日だったので大きなプレゼントをいただけて嬉しいです、生まれてきて良かったと思います。母と父に感謝したいです」とコメントした。

 Vも、「僕は、今のように世界的に注目を受けるとも思いませんでした。実は僕たちはそれぞれ地方から7年前に手ぶらで上京して、合宿しながら地下の狭い練習室でみんなで歌やダンスの練習をしていました。今も生々しい思い出です。これがなぜ思いつくかわからないのですが、上京したときに、お父さんとタクシーの運転手さんにぼったくられたことがあって。(中略)「ありえない」と思ったのですが、今は本当にいい思い出として残っています。今までやってきた全てのことがいい思い出として残っています。本当に今は幸せで、一番いい賞をもらったような気がしています。今日だけは心配事は忘れて、喜びたい。みんなで一緒に笑えたら嬉しいです」とVらしいキラキラした感想を伝えた。

 今までに目標として公言したことを全て達成しており、「SUGAの目標は現実になる」とまで言われているSUGA。彼も今回の記録には驚きを隠せなかったようで、知らせを聞いて現実とは思えず自分をつねって確認したという。達成したチャート1位と今後の目標について尋ねられるとSUGAは「1位になるために作ったというより、このような状況の中で1人でも力を出してほしいという気持ちで作った曲なので、多くの方々に楽しんでいただけで嬉しいです。これまで掲げてきた目標の中でも一番嬉しい。でも目標は言わなきゃならないですよね(笑)。少し負担にはなってしまいますが、グラミーでコラボの舞台をしたので次はBTS単独のステージを披露したいです。受賞するのも目標ですが、それは僕たちの意思だけで叶うものではないので、まずはグラミーの舞台でBTSの歌を歌うことが目標です」と謙虚でありながらもさらなる進化への意欲を見せた。

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