NEWS 増田貴久、ラスベガスで受けた影響を語る「価値観がガラッと変わる出来事」
当時、18歳の少年にとってラスベガスの全てが衝撃だった。度肝を抜かれたのは、アクロバットをアートへと昇華させた世界的エンターテインメント集団のシルク・ドゥ・ソレイユ。レジデントショーの「O」と「Kà」を鑑賞した増田は、「価値観がガラッと変わる出来事で、こんなすごいショーがあるんだなっていうのを」と当時の感動を振り返り、「どれだけ努力してこれを作ったんだろうとか、これ1秒、1枚の画にかけた時間はどれくらいなんだろうとか。どこまでワクワクしてもらえて、すごいものを届けられるんだろうと気持ちが変わりましたね」と触発された心の高まりを思い出す。
その熱量は自分たちのステージに惜しみなくぶちまけた。増田はライブの衣装デザインを手掛けるようになったのだ。さらに、舞台セットにもこだわる。ツアー本番中でもその日のライブ映像を見て、翌日には修正。少しでもライブを良いものにしようとしている。「見たことないものとか、非日常を、これだけお金払って来てもらって、時間作ってもらった人に何が出来るんだろうというものを考え過ぎちゃって、1周回ってやり過ぎちゃうことも」と妥協せずに、やれることは出し尽くすラスベガス級のエンターテインメントを語った。