SuperM、『Mステ』で日本のテレビ番組初パフォーマンス 知っておきたいメンバーのキャリアと特徴

 全米No.1アーティスト・SuperMが、8月21日放送の『ミュージックステーション 2時間SP』(テレビ朝日系)に出演する。彼らが日本のテレビ番組に出演し、パフォーマンスを披露するのは今回が初めてとなる。

SuperM『Super One』

 SuperMは初のフルアルバムプロジェクト『Super One』を始動させ、最初のシングルとなる「100」が8月14日13時に各種音楽サービスで公開された。SuperMには不可能なことはなく、全力を尽くして頂上に向かって飛び上がろうという彼らならではのパワフルなエネルギーが感じられる歌詞。スピード感を表現したベースラインが際立つダイナミックなリズムの上に、ダブステップ要素を加えた強烈なブレイクビーツジャンルの曲で、MVでは様々なスーパーカーがモチーフとして登場し、グループのスピード感と勢いを表現しているようだ。

SuperM 슈퍼엠 ‘100' MV

 新曲「100」を含め、今後公開されるオンラインライブでパフォーマンス済みのシングル「Tiger Inside」(9月1日リリース)と1stフルアルバム『Super One』(9月25日リリース)は、「僕たちは、みんな特別(Super)な存在として、それぞれ(One)のパワーを持っており、僕たちが直面している大変さをひとつ(One)のパワーで一緒に克服していこう」というポジティブなメッセージを込めた曲たちで構成されており、SuperMのエネルギッシュな音楽とパフォーマンスを感じることが出来る内容とのことだ。

 冒頭で触れた『Mステ』への出演、8月29日には『a-nation ONLINE2020』でパフォーマンスすることが決まっているが、初めてSuperMを見るという人もいるだろう。そこで本稿では改めてSuperMについて紹介してみたい。

 SuperMはBoAや東方神起、少女時代など数々の人気アーティストを輩出してきた韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメントが、アメリカの大手レーベル<Capitol Records>とタッグを組み、自社に所属する異なるグループの次世代のエースパフォーマーたちを集結させた、まさに“スーパーグループ”である。デビューシングルの「Jopping」でイントロに『アベンジャーズ』シリーズのテーマをサンプリングしていた通り、「K-POP界のアべンジャーズ」を標榜している。グループ名のSuperMは「音楽のマトリックス&マスター (MATRIX&MASTERS)である優れたアーティストたちによるSuperな相乗効果」を意味しているのだという。

 2019年10月に全米デビューを果たすと、デビューアルバムが全米のアルバムチャートである「Billboard 200」で初登場1位を獲得。同時にビルボードの8つのチャートで1位を獲得するなど、アジアのアーティストとして史上初の快挙を成し遂げた。今年にかけてはワールドツアー『We Are The Future Live』で、北米やロンドン、パリなど世界を駆け巡り、すべての公演でソールドアウトを記録。4月には、WHO(世界保健機構)とGlobal Citizen主催で、レディー・ガガのキュレーションで行われた『One World: Together At Home』チャリティーコンサートにK-POPアーティストを代表して出演するなど、世界規模での活動が話題となっていた。さらに同月にはK-POPアーティストでは初のオンラインライブコンサート・ストリーミングサービス 『Beyond LIVE』初回公演に出演し、全世界109カ国から視聴者を集めた。

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