ハイスタ、ENDRECHERI、aiko、ユニゾン……むらたかもめが選ぶ、2020年上半期サブスク解禁で賑わせたアーティスト
2020年になりサブスク解禁したアーティストが増えている。国民的アーティストから旬の人気バンド、レジェンドといえる大物まで様々だ。このプレイリストでは2020年7月までに新たにサブスク解禁したアーティストから9組をピックアップしてみた。
Hi-STANDARD「Stay Gold」
日本のメロディックパンクシーンに多大な影響を与え、今でも多くのバンドにリスペクトされ続けているHi-STANDARD。ハイスタは4月22日にサブスク解禁され、解禁当日はTwitterのトレンドにバンド名が入ったりと大きな話題になった。今回選曲した「Stay Gold」はハイスタの代表曲。イントロを聴くだけでテンションが上がる最高のパンクナンバーだ。
UNISON SQUARE GARDEN「オーケストラを観にいこう」
メジャーデビュー後にリリースされた全アルバムが配信されたUNISON SQUARE GARDEN。3ピースのゴリゴリのロックサウンドが魅力のバンド。しかしストリングスやピアノなど外部の音もエッセンスとして取り入れているため、音楽性の幅が広いロックバンドでもある。隠れた名曲も多いので、1枚ずつアルバムを辿って聴くのもオススメだ。今回選曲したのは『MODE MOOD MODE』に収録されている「オーケストラを観にいこう」。ミドルテンポの美しいメロディが魅力的な隠れた名曲。
aiko「キラキラ」
小袋成彬がラジオで「ブルースが好きな友達に日本の音楽を聴かせようとしたらサブスクにaikoがなかった」と発言したことをaikoが知ったことをきっかけに、2月に新曲「青空」リリースと同時に全曲サブスク解禁された。その中から「キラキラ」を選曲した。ピアノの音が印象的で、音階が大きく上下する独特な歌のメロディも1度聴いたら忘れられない。〈本気で考えた 暑い夏の日〉というフレーズがある通りに夏曲である。この時期に聴くとより胸に響く名曲。
レキシ「KATOKU」
歴史をテーマにしたユニークな歌詞が注目されがちなレキシだが、音楽としてもハイレベルで曲も個性的。今回選んだ「KATOKU」も個性的で作り込まれた楽曲だ。80年代ロックの影響を感じるシンセサイザーの音が前面に出ていて、メロディもどことなく懐かしい。それを現代的なアプローチで編曲し、歴史をテーマにした歌詞が乗ることで唯一無二の楽曲になっている。サブスク解禁を機に、改めてレキシは面白いだけではなく、音楽がすごいということを実感して欲しい。