NiziU、『Make you happy』収録曲がバイラルチャート上位を独占 音楽性と歌唱スキルからグループの魅力を紐解く

参考:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(7月23日公開:7月16日~7月22日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:NiziU「Make you happy」
2位:NiziU「Baby I’m a star」
3位:NiziU「Boom Boom Boom」
4位:NiziU「虹の向こうへ」
5位:針スピ子「「ぴえん」のうた」
6位:瑛人「香水」
7位:三浦春馬「Fight for your heart」
8位:オレンジスパイニクラブ「キンモクセイ」
9位:DISH//「猫 ~THE FIRST TAKE ver.~」
10位:YOASOBI「夜に駆ける」

   今週はチャートが大きく動いた。

NiziU『Make you happy』

 6月30日にプレデビュー・デジタルミニアルバム『Make you happy』の配信がスタートしたNiziU。日韓合同のグローバルオーディションプロジェクト『Nizi Project』で選出された少女9人によって構成されるガールズグループである。前述した『Make you happy』の収録曲全4曲が、1位~4位を独占している。ここまで圧倒的だと、もはや痛快ですらある。カッコいいな。今週のバイラルチャートの結果は、NiziUがサブスクリプション音楽配信サービスに最初から抵抗のないデジタルネイティブ世代を中心に、デビュー前から絶大な支持を得ているという証拠だろう。この結果に引っぱられ、さらに他の世代からも注目を集めることは容易に想像できる。正直こんなチャートを見たらとりあえず再生するし、NiziUを知らないのはヤバいと思うでしょ。少なくとも、80年代にティーンエイジャーだった自分はそうする。

 1位の「Make you happy」は、軽快なリズムと掛け合いのコーラスワークがラブリーなナンバー。メインボーカルのアプローチもじつにキュート。リリース前、MV公開と同時にTikTokなどでバズった“縄跳びダンス”も合わせて、すでに社会現象になりつつある1曲だ(余談ですが、縄跳びダンス、具志堅用高氏がチャレンジしているTIkTok動画には爆笑しました)。

NiziU 『Make you happy』 M/V

 2位の「Baby I’m a star」は、印象的なリズムのループが光るクールなナンバー。歌詞には“自分らしく、もっと輝こう”というメッセージが込められているが、オーディションを勝ち抜いた彼女たちが歌うからこそ、説得力がある。サビのユニゾンも面白い。メンバーそれぞれのレンジ(=音程の幅)を活かしていて、変にまとめようとしていないところが楽曲の個性、もっと言ってしまえばこのグループの個性になっていて、楽曲の中毒性にもつながっている。

NiziU「Baby I’m a star」