2PM 多彩なテギョン&真面目な愛されキャラのウヨン 確かな実力もつ2人の個性に迫る

正直で真面目な愛されキャラ・ウヨン

 アイドルグループにおけるメンバーカラー“イエロー“は、共通したイメージがあるように思う。キュートで、ピュアで、親しみのあるキャラクター。まさに、2PMにおけるウヨンは、そんな“イエロー“キャラだ。バラエティ番組に出れば、率先して体を張り、笑いを届ける。ファンに対しても博愛的。その優しい素振りに癒しを感じる人は少なくないだろう。

 デビュー10周年に開催された『2017 2PM CONCERT 6nights』では、「舞台の上で、皆さんの前で嘘はつきません。嘘はつけませんし、僕は……僕の居場所は この5人の男の横だし、この舞台の上だということを今日、改めて感じました」と挨拶していたウヨン。感動的な言葉にファンから歓声が上がると「かっこいいな」と自画自賛する照れ隠しも見られたが、その言葉に嘘はない。実際に彼はコンサートの後にモニタリングをして、反省点や改善点をしっかりと見つめる真面目さを持ち合わせている。「僕も人間だからどんどん忘れるし、時々怠けたりもするし、自責することも多い」と続いた言葉にも嘘はないのだ。

2017 2PM CONCERT '6nights' DVD Digest Video

 実は過去に5年間ほど“アーティスト病“にかかっていたことも明かしている。症状は、J.Y. Parkから「外に出て遊べ」と言われたほど練習の虫だったウヨンが、すべてを投げ出して遅咲きの青春を過ごしてしまったというのだ。(参照:Wow!Korea)だが、そんな病を克服したというウヨン。2作目のミニアルバム『別れる時』の5曲目「みんな」には「芸能人の思春期」というサブタイトルをつけて昇華。2PMのメンバーと共に乗り越えた思春期を振り返り、「人々から愛される音楽を作りたいという自分に気づきました」「何であっても2PMのために活動しようという考えが大きかったです」と語っていたウヨン(参照:Korepo)。

 先日、Instagramでは美しいピアノの音色を聞かせてくれた。うっとりと聞き惚れていると、最後にはまたもや照れ隠し。正直でいることに臆病になりがちな年齢になったからこそ、少年のような屈託のないウヨンの表情がより愛しく感じられる。より大人のアイドルとしての魅力がこれからさらに開花していくに違いない。

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