VTuberも避けられないライブ延期 MonsterZ MATE、星乃めあ、まりなす(仮)、花譜……再開までに知りたい注目アーティスト
「まりなす(仮)」avex発ダンス&ボーカルユニット
「まりなす(仮)」はavexがプロデュースする4人組のバーチャルダンス&ボーカルユニット。グループ名はメンバーである奏天まひろ、燈舞りん、音葉なほ、鈴鳴すばるの4人の名前の頭文字が由来となっている。
まりなす(仮)の特色は、ユーロビート調のオリジナル楽曲とダンスパフォーマンス。歌唱力、ダンスの魅せ方、映像、どれを取っても高いクオリティを誇っている。「ボーダーレイン」「亜空の先へ」「JUST IN MY HEART」「WONDERLAND」など、どのMVでもその実力と魅力に引き込まれるだろう。
バーチャルユニットフェス『VILLS』が無期限延期、「VARK」で行われる、奏天まひろの一時活動休止からの復帰記念ライブ『まりなす復活記念VRライブ(祝) in VARK LIVE! #03』が延期、ワンマンライブ『まりなすワンマン(2)』も延期と、まりなす(仮)のライブイベントは数多くその時を待っている。MVで物足りなくなった場合は、1stワンマンライブでのパフォーマンスの一部が公式チャンネルで公開されているのでこちらもおすすめだ。
「花譜」等身大かつ神秘的、躍進続く次世代シンガー
花譜は2018年10月に活動を開始した、16歳のバーチャルシンガー。活動当初からミステリアスでありながら現実感も併せ持った独特の歌声が少しずつ評判を呼び、1stライブ『不可解』ではハッシュタグが世界トレンド1位を獲得。VTuber界でも異質な存在感を放ち続けているシンガーの1人だ。
オリジナル曲「夜が降り止む前に」が映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』主題歌に抜擢され、オリジナル曲「アンサー」でTVアニメ『ブラッククローバー』EDを担当するなど、メディア露出も増加してきた花譜だが、3月23日のワンマンライブ『不可解(再)』は無観客での開催に変更された。なお、来たる5月5日には同ライブの「再放送オリジナル編集ver」がニコニコ生放送にて放送されることが決定している。
また、3月28日から開催予定だったドコモとのコラボ企画「HAYABUSA EXPERIENCE by 3.5D×docomo」が延期し、出演予定だった「ニコニコネット超会議2020」内のVTuberライブ『VTuber Fes Japan』も延期となった。紹介してきたすべてのVTuber・バーチャルシンガーに言えることだが、チャンネルやSNSへの投稿をチェックし、拡散することが簡単かつ効果的な応援方法の1つだ。
今こそ苦境に立たされたアーティストに応援を
今回紹介できた方々以外にも、イベントが延期・中止してしまったVTuber・バーチャルシンガーは多く、裏から彼ら/彼女らを支えるスタッフを含め、難しい状況に直面している。応援するファンが現実世界に住む人間である以上、VTuber・バーチャルシンガーといったバーチャルな存在でも新型コロナウイルスの影響を完全に免れることは難しい。この状況だからこそ彼ら/彼女らを応援し、来たる晴れ舞台に精一杯のエールを届けること。それがファンという立場だからこそできる、非常に大きな支援になるだろう。
■佐藤ホームズ
バーチャルYouTuber・ライター・MoguLive編集部で編集者。
黎明期にバーチャルYouTuberが大好きになって以来、観測を続けている。
Twitter:@satouholmes