りんご娘 王林、なぜバラエティ番組に引っ張りだこ? ロコドル、ラスアイからブレイクまでの道のり
先日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で放送された企画「みちょぱスゴイぞ芸人」が大きな反響を呼び、改めて女性タレントのポジション、在り方が見つめ直され始めている。女性タレントとは群雄割拠の中にあり、かまいたちの山内健司は番組冒頭「生き残るのは難しい。当たり前に出ているけど、これってとんでもないこと」とみちょぱを例に出し、バラエティの世界の厳しさを伝えていた。
指原莉乃を筆頭に、朝日奈央、ファーストサマーウイカなど、音楽業界からバラエティへと進出していったタレントも多くいる。なかでも注目したいのが、アイドルグループ・りんご娘のメンバーでリーダーを務めながら、テレビにも引っ張りだことなっている王林だ。
青森県弘前市出身の21歳。小学校3年生の時に、地元の事務所「弘前アクターズスクール」に入り、「りんごの中の王様」と呼ばれる品種「王林」の名を先代から受け継ぐ。りんご娘に加入したのは、2013年、中学生の時だ。青森のローカルアイドル(ロコドル)として活動していた王林が、一気に全国へとその名を知らしめるきっかけとなるのが、2017年8月『ラストアイドル』(テレビ朝日系)への出場。当時、ラストアイドルは1期生への応募条件が「プロアマ不問」とされ、兼任が認められていた。王林は敗北となり、ラストアイドルの中のグループ・Good Tearsに所属。パフォーマンス能力の高さと一緒に、包み隠さないその天然と津軽弁がたちまち話題となっていく。
2018年6月、王林はラストアイドルを卒業。それからは、『THE突破ファイル』、『今夜くらべてみました』、『秘密のケンミンSHOW』、『ヒルナンデス!』、『笑ってコラえて!』、『ダウンタウンDX』(以上、日本テレビ系)、『有吉ジャポン』(TBS系)、『ダウンタウンなう』、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)など、多くの番組に出演。なかでもブレイクのきっかけとなったのが、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で明石家さんまにハマったこと。後に、王林は滝沢カレン、丸山桂里奈と並ぶ“3大おバカ美女”と呼ばれることとなる。