『私の家政夫ナギサさん』あいみょん、『アンサング・シンデレラ』ドリカム、『MIU404』米津玄師…2020年春ドラマ彩る主題歌
毎回、物語との親和性が注目されるドラマ主題歌。前期はTBSのドラマ『恋はつづくよどこまでも』の主題歌Official髭男dism「I LOVE...」や、『テセウスの船』の主題歌Uru「あなたがいることで」などが注目された。次はどんな楽曲が話題となるのか、2020年春ドラマを彩る主題歌を紹介したい。
月曜日
『正しいロックバンドの作り方』
まず、紹介したいのは4月20日深夜放送スタートのドラマ『正しいロックバンドの作り方』(日本テレビ系)から。主題歌を担当したのは、兄弟役でW主演を務める藤井流星と神山智洋が所属するジャニーズWESTだ。物語では、藤井が演じる赤川静馬が結成した4人組バンド・悲しみの向こう側が日本最大級の音楽フェス『電撃ロックフェス』を目指す姿が描かれる。主題歌は未公開だが、主人公たちの音楽にかける情熱が楽曲にも反映されるのではないだろうか。
火曜日
『竜の道 二つの顔の復讐者』
玉木宏と高橋一生が共演するドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ・関西テレビ系)では、SEKAI NO OWARIが主題歌を手がける。4月14日の放送に先立ち公開された予告編では、主題歌となる「umbrella」の一部が公開された。ボーカルを務めるFukaseが、脚本にあるキーワードを元に書き下ろしたという楽曲はドラマの視聴者にどんな感動を与えるのか、注目したい。
『私の家政夫ナギサさん』
TBSドラマ『私の家政夫ナギサさん』は、四ツ原フリコによる同名コミックを原作とした作品。バリバリのキャリアウーマンだが、家事は苦手なアラサー独身女子・相原メイを多部未華子が演じる。主題歌には、あいみょんの新曲「裸の心」を起用。あいみょんのYouTube公式チャンネルで一部公開されている同曲は、〈この恋が実りますように〉や〈今、わたし恋をしている〉という印象的なフレーズからも分かるように、片思い中の女性の気持ちを歌ったラブソングのようだ。
水曜日
『レンタルなんもしない人』
4月8日からスタートするテレビ東京のドラマ枠「ドラマホリック!」の第3弾『レンタルなんもしない人』。実在する主人公“レンタルなんもしない人”役にNEWSの増田貴久が抜擢され、話題となった本作の主題歌は、NEWSの「ビューティフル」に決定した。音源は第1話の放送と共に解禁されるが、“レンタルなんもしない人”が展開するサービス同様に、視聴者の心を癒す、優しい楽曲になりそうだ。
『FAKE MOTION-卓球の王将-』
毎週水曜日、深夜24時59分から放送されるのは、スターダストプロモーションの若手アーティスト集団・EBiDAN(恵比寿学園男子部)が出演する、卓球バトルを繰り広げる男子高校生を描いたスポーツ青春ドラマ『FAKE MOTION-卓球の王将-』(日本テレビ系)。ドラマに合わせて、EBiDANに所属する佐野勇斗(M!LK)、古川毅(SUPER★DRAGON)、北村匠海(DISH//)、松尾太陽(超特急)、森崎ウィン、板垣瑞生で、新グループ・King of Ping Pongが結成された。マルチクリエイターのまふまふが全面プロデュースした主題歌「FAKE MOTION」は、ピンポン球が跳ねる効果音が盛り込まれた、物語と親和性の高い臨場感あるサウンドに仕上がっている。
『ハケンの品格』
13年ぶりに復活する、ドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系)の主題歌を手がけたのは、今年デビュー40周年を迎えた鈴木雅之だ。2007年の1stシリーズで起用された主題歌は、主人公の大前春子(篠原涼子)が抱える孤独にそっと寄り添った中島美嘉の「見えない星」。今回はうって変わり、“思わず踊り出したくなるナンバーを”というドラマ制作チームからのオーダーによって、ファンクテイストな楽曲となっている。タイトルバックでは、アーティスト集団・東京ゲゲゲイの振り付けとコラボ。鈴木雅之のソウルフルな歌声と東京ゲゲゲイによるファンキーな振り付けは、週の折り返しで疲れた視聴者に活力を与えそうだ。