尾関梨香×森田ひかる、石森虹花×藤吉夏鈴……欅坂46、『けやかけ』バレンタイン企画で見えてきた“ゆるやかな関係性”

 2月10日の『欅って、書けない?』(テレビ東京)において「義理か?本命か?バレンタインチョコで1期2期の関係性を知ろう!」が放送され、欅坂46のメンバー間の関係性に注目が集まっている。

欅坂46『黒い羊』(通常盤)

 同企画は、あらかじめ二期生がチョコを渡す相手(一期生)を決めておき、それを一期生が予想するというもの。メンバー内の関係性は外側からは見えづらい。そのため、これまでの活動で深まった一期生と二期生の仲を確認できるという意味でも好企画と言えそうだ。こうした企画は、過去にも何度か放送されてきた。

 たとえば、2017年4月放送の「メンバー内の好きを整理しよう」でグループ内で発生している泥沼の三角関係などが露わになり、スタジオが騒然となったのは記憶に新しい。同年7月には一緒にロケに行きたい相手を選ぶ「私だってロケに行きたい!2人ロケフィーリングカップル」が放送され、メンバー内の両想いカップルが成立。2018年4月に放送された「初告白!憧れメンバーランキング」も憧れるという意味ではメンバー間の関係性を示していた。最近では2019年5月の「仲を深めよう!1期と2期フィーリングカップル」で、先輩と後輩間の関係性を整理している。

 このように同番組は、定期的にグループ内の関係性を探る企画を組んできた。それによってクールなイメージのあったメンバーが涙を見せたり、まだ番組に出演しだして間もない二期生が号泣したりと、普段見せない表情のメンバーが見られるとあって、ファンからは「恒例化してほしい」との声も上がるほど。バラエティ上の”ネタとしての好き”を超えたピュアな乙女心が露わになることもしばしばで、見ているこちらは笑いつつも胸が締め付けられることが多い。

 また、ファンの推し方や、シンメ関係などポジション考察にも影響を及ぼす可能性があるため、ある意味”グループの転機”にもなり得る重要な放送回と言っても過言ではない。グループにおけるメンバー同士の関係性は、もともと収録風景やメイキング映像などからファンが勝手に妄想を膨らませて喜ぶものだったが、グループアイドル全盛の今の時代、運営側から積極的にアピールしたり、ファンの間で広がっているものを制作面にフィードバックしていくことで”公認”するのが現在の主流のようである。

関連記事