欅坂46 二期生メンバー、なぜ『FNS歌謡祭』第1夜に出演? グループの新たな魅力を見せられるか

 今年もいよいよ師走となり、残すところあと1カ月。各局の音楽特番での各アーティストのパフォーマンスに注目が集まるなか、欅坂46は“初陣”となった11月13日の『ベストヒット歌謡祭2019』(読売テレビ・日本テレビ系)で「避雷針」を披露(欅坂46「避雷針」に漂う不可解な空気とは何なのか 『ベストヒット歌謡祭』のパフォーマンスを振り返る)。同月27日の『ベストアーティスト2019』(日本テレビ系列)では「風に吹かれても」と「アンビバレント」という高難易度の2曲を踊り切り、ここまで“クールな欅坂46”を見せている。こうなってくると今後の歌唱曲にも注目したいところ。2019年の日本はラグビーブームに沸いたため「不協和音」(振付からハカやリフトなどのラグビー要素を感じ取れる)や、この時期になると聴きたくなる「二人セゾン」も俄かに期待しているのだが、あまり高望みはせずどんな曲でも楽しみにしておきたい。

欅坂46『黒い羊』(通常盤)

 さてそんな中、毎年恒例の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)のクリスマスメドレーに欅坂46の二期生が出演することが決定し、ファンの間でその人選が話題となっている。二期生が出演するのは本日の「第1夜」で、出演するのは井上梨名・武元唯衣・田村保乃・藤吉夏鈴・松田里奈・森田ひかるの6名。なお、来週11日の「第2夜」には欅坂46がグループとして出演することが決まっている(歌唱曲は未定)。

 そもそもクリスマスメドレーとは、各アーティストがクリスマスにまつわる名曲をメドレー歌唱するコーナーのこと。昨年の『2018 FNS歌謡祭』では、第1夜の「クリスマス&ウィンターソングスペシャル」にてEXILEやBoA、小池徹平×城田優×山崎育三郎……などが出演し、欅坂46はけやき坂46とともに「ジングルベル」を歌った。こうした普段は見れない組み合わせや歌唱曲が人気のコーナーである。

 今年は「超豪華クリスマスメドレー」と題して、欅坂46二期生の他にAqours、AKB48、大原櫻子、CHEMISTRY、ゴスペラーズ、Hey! Say! JUMP、水樹奈々、LA DIVA、LiSA、そしてジェジュン×槇原敬之が出演。顔ぶれを見ると歌唱力に定評のあるアーティストが多い印象を受ける。CHEMISTRYやゴスペラーズは言うまでもなく、水樹奈々やLiSAといったアニソンシンガーたちがクリスマスソングをどう歌い上げるのかにも注目だ。ちなみに、LA DIVAとは音楽番組『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)から昨年生まれたユニットで、森山良子・平原綾香・新妻聖子・サラ・オレインの4名からなる女性ボーカリストの集合体。そうした“美声”の持ち主たちに混じって、ある意味画面を盛り上げるための、ステージを華やかに彩る役目としてなら、加入してまだ1年ほどの二期生には打って付けの舞台かもしれない。

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