IDOLiSH7の勢いが止まらないーー“正統派”アイドルとしての魅力をグループ性と楽曲から紐解く
IDOLiSH7は11月12日、化粧品メーカーのDHCとのタイアップを発表した。タイアップの内容は、期間中にDHCの対象商品を購入するとオリジナル短編ムービーが視聴できるというもの。また、オリジナル小説とメンバーのオリジナルブロマイドの付いた豪華セットが販売開始され、さらに期間限定のスペシャルイベントも開催されるという。
同グループは今年3月にDHCのブランドアンバサダーに就任している。就任記念で販売された限定セットは即時完売し、今回のタイアップでも予約が殺到したという。2015年のデビュー以降、着々と人気を獲得し、今年はすでに2度目となるメットライフドーム公演『2nd LIVE「REUNION」』も成功させ、その人気は加速する一方だ。いま最も注目すべきアイドルグループのひとつと言って良いだろう。
しかし、そうした確固たる人気に反して、彼らの存在を実感してない読者も多いはず。そもそもIDOLiSH7とはどんなグループなのか?
IDOLiSH7は7人組の男性グループ。彼らのイメージをひと言で表すなら“正統派”。どことなく“王子様”的でありながら、どこにでもいそうな“身近”な存在感も兼ね揃えている。明るく爽やかで、青や白といったクリーンな色彩の衣装がよく似合う“王道”のアイドルグループだ。今回のような化粧品メーカーとのタイアップも頷けるほど、ステージから漂う彼らのオーラはキラキラと輝いている。
そんな彼らの活動は、意外にも順風満帆とは言えないものだったという。初めてのライブはガラガラの客席。たった9人の前でパフォーマンスしたのだ。しかし、トップアイドルになるべく日々奮闘する姿がファンの共感を呼び、路上ライブからスタートしていた活動も今ではドーム会場を埋めるまでに成長している。夢へ向かって努力し続けるひたむきな姿勢が彼らのトレードマークだ。
メンバーは和泉一織、二階堂大和、和泉三月、四葉環、逢坂壮五、六弥ナギ、七瀬陸の7名(それぞれの名前に漢数字の一から七まで含まれているのが覚えやすい特徴だ)。センターの七瀬は歌唱力に長け、一織は常に冷静で頭脳明晰、二階堂はグループ最年長で兄貴的役割、三月はグループのムードメーカー的存在、四葉はクールながらもプリンが好きという可愛らしい一面を持ち、逢坂は真面目なエリートタイプ、六弥は天性のカリスマ性を持つ北欧系のハーフ……と個性豊かなメンバーが揃っている。また、四葉と逢坂はグループ内ユニット・MEZZO”のメンバーであり、一織と三月は兄弟関係。こうしたメンバー間の関係性も魅力のひとつだ。