EXILE TRIBE、中学生100名と「Rising Sun」でラグビー日本代表にエール
EXILE TRIBEのメンバーが、9月6日に開催されたラグビー『リポビタンDチャレンジカップ2019 日本代表VS南アフリカ代表』会場にて、復興支援プロジェクト『ダンスで日本を元気に!-夢の課外授業-中学生Rising Sun Project 2019』の発表会を開催。子どもたち100名と「Rising Sun」のパフォーマンスを披露し、復興を願うと共に直後にワールドカップに挑むラグビー日本代表にエールを送った。
今年で8年目を迎える『Rising Sun Project』は、EXILEが所属する株式会社LDH JAPANの協力のもと、東日本大震災後、東北をはじめとした日本中の子どもたちにダンスの力で元気になってもらいたいとの想いで2012年からスタート。EXILE TRIBEメンバーが全国の被災地を訪れて現地の中学生たちに「Rising Sun」の振り付けを指導したり、共にイベントに出演するなどの活動を行なっている。
今回は、東北の中学生と地元・埼玉県の子どもたちがタッグを組む。2回目の参加となる岩手県釜石市立釜石東中学校、4回目の参加となる福島県会津若松市立湊中学校、そして地元埼玉県の大宮開成中学校チアダンス部、熊谷市のチアダンスチーム・Rapora、計100名の生徒が参加。そしてEXILEからはプロジェクトリーダーのÜSAとTETSUYA、橘ケンチ、佐藤大樹が、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEからは与那嶺瑠唯、神谷健太、山本彰吾が参加した。
本番前、くまがやドームにてメンバーから子どもたちに激励の言葉が送られる。「今日は、心をひとつに頑張っていきましょう」(ÜSA)、「僕は、秩父宮ラグビー場で開催した時も参加させていただいたんですが、後ろ(にいる生徒たち)からのパワーをすごく感じて。一緒に踊る仲間たちからのパワーはとてつもなく大きな物。隣、後ろ、前からのパワーをお客さん、そしてラグビー日本代表の選手に届けましょう」(山本)と、生徒たちの心をひとつにまとめていた。
本番直前には、メンバーと生徒たち全員で記念撮影。さらに、ÜSAの「今日はみんなで心をひとつに、最高のパフォーマンスにしましょう。いくぞ!」という掛け声で円陣、気合い入れを行ない、ステージへと向かう。「Rising Sun」が流れると、迫力あるダイナミックなパフォーマンスがスタート。EXILE TRIBメンバーともに、後ろで踊る生徒たちの方を振り返り、時に笑顔を見せながらダンスを披露。全員が笑顔で練習の成果を発揮し、最後には大きな拍手とともに会場を後にした。
イベント終了後、メンバーは生徒たちをハイタッチで労う。ÜSAは「最初、『スタジアムで発表します』と言ったとき、みんなが『無理、無理!』とざわついたのを今でも覚えています。でもそれから一生懸命練習して、こうしてパフォーマンスできた。不可能だと思ったことも可能にできました。これから壁にぶち当たったり、苦しいことがあったときはこの経験を思い出して、頑張ってください」と、激励の言葉を送った。
その後に行なわれた囲み取材では、「継続は力なりという言葉をすごく感じました。中学生が集まってくれて、企業が賛同してくれて、街の方々も集まってくれて、“Rising Sun”というキーワードでたくさんの人が繋がった。メンバーとして誇らしく思います」(橘ケンチ)、「僕は埼玉県出身で、今回地元の皆さんとも踊れたことが嬉しかったです。子どもたちのパワーをもらえたので、自分もプロジェクトに貢献できることがあれば引き続き協力して、日本を元気にしていきたいと思いました」(佐藤)と、それぞれ感想を語った。
一方、膝の怪我で踊れなかったTETSUYAは「こんなにダンスを見て悔しくなる経験はしたことがない(笑)。でも、良いダンスを見ることができたと思いました。衣装が真っ赤でパンツが白くて、それが日本の国旗みたいに見えた。その画の中でキラキラした笑顔や、一生懸命踊ってる姿が見えて、これからの可能性を感じました」と同プロジェクトのさらなる展開への希望を述べた。
(取材・文=高橋梓)