V6×JUMP、櫻井×亀梨×小山、嵐×なにわ男子…『24時間テレビ』ならではのジャニーズタッグ

 8月24日から25日にかけて、今年も『24時間テレビ42「愛は地球を救う」 人と人~ともに新たな時代へ~』(日本テレビ系)が放送される。メインパーソナリティーを嵐が務め、さらになにわ男子も“24時間テレビ関西担当”とも言える読売テレビのスペシャルサポーターに就任している。過去にも、複数のジャニーズグループやメンバーがタッグを組んで24時間テレビを支えてきた。そして、タッグを組んだからこその良さが表れていたように感じる。本稿では、その良さについて振り返ってみたいと思う。

V6×Hey! Say! JUMP

 2015年には、番組史上初となる2世代メインパーソナリティーをV6とHey! Say! JUMPが務めた。この年は、「つなぐ 〜時を超えて笑顔を〜」というテーマのごとく、30代・40代のV6、全員20代のHey! Say! JUMPが年齢を超えて一丸となった姿を見ることができたのではないだろうか。デビュー後共演の機会もあまりなかった2グループがどうタッグを組んでいくか想像しづらかったが、蓋を開けてみるとメンバー同士がともにロケをしたり、チャレンジをしたり、息の合ったやり取りが多々見られた。例えば、V6・三宅健とHey! Say! JUMP・山田涼介がセンターを務め、体の不自由な子どもたちとともに披露したストンプパフォーマンス。同期音源がない中でもリズムをキープし、ハイクオリティなパフォーマンスを披露していた。V6は後輩のフレッシュさ、Hey! Say! JUMPは先輩の経験を借りて一致団結した最高の組み合わせであった。

嵐 櫻井翔×KAT-TUN 亀梨和也× NEWS 小山慶一郎

 2017年のメインパーソナリティーに選ばれたのは、嵐・櫻井翔、KAT-TUN・亀梨和也、NEWS 小山慶一郎の3人。この年のテーマ「告白 〜勇気を出して伝えよう」にちなんで、日本テレビ系の番組でキャスターを務めていた彼らが選ばれた。それぞれがキャスターとして「伝える」ことを日常的に行なっていたためか、この年の番組は比較的落ち着いた雰囲気で進行していった印象を受けた。放送後のインタビューでは「違うグループでガッツリ同じことに向き合う時間というのは本当に貴重な経験でしたし、学ぶことがたくさんありました」(亀梨)、「3人とも一人ひとり伝え方があるんだなって思いました。自分のフィルターを通して何かを伝えるときにどういう風に言葉にするのか間近で見られて勉強になりました」(小山)、「必要以上に力みすぎず、2人がいてくれたおかげでできました」(櫻井)とコメント。お互いに信頼し合っていることが伝わってきた24時間だったのではないだろうか。視聴者にとっても安心して見ることができ、そして3人にとっても学びが多かった2017年の24時間テレビ。ジャニーズにとって、メインパーソナリティーを務める新しい意味が生まれた年となっただろう。

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