IZ*ONEを追うなら今 パフォーマンス、メンバーの絆、バラエティ力などから魅力を改めて解説
意外なバラエティ力の高さ
クオリティの高いパフォーマンス、そして美しさを兼ね備えたIZ*ONEだが、もうひとつの魅力は、実は意外にも笑いに貪欲なところ。特に、“ハッピーウィルス”を自称するイェナは番組放送当時からその片鱗を見せていたが、オーディションでは特技の「エアコーラ」(コーラの瓶のフタを開け、コップに注ぐまでの音をすべて声帯模写で表現)を披露し、秋元康を笑わせた。宮脇咲良はビジュアルではIZ*ONEの中でもずば抜けている一方、『PRODUCE 48』で本気度の高いゲームオタクであるという意外な一面が発覚してさらに人気が高まった。彼女が受け持っているラジオ番組『今夜、咲良の木の下で』(bayfm)では時折IZ*ONEのメンバーがゲストに登場したり、メンバーの裏話がたびたび飛びだすのだが、その1つひとつが面白く、IZ*ONEのメンバーといえども普段は等身大で仲が良いことが伺えて微笑ましい。
しかしながら、IZ*ONEはもともと2年半の活動期間があらかじめ決められて結成されているグループ。どんなに人気が高くても、2021年の4月には活動は終了してしまう。今、見逃せば彼女たちが一緒に活動している姿を観る機会はそうそうない。IZ*ONEが気になったのなら、今からすぐに追いかけてほしい。
■尹秀姫
東京都出身。フリーランスの編集・ライター。K-POPを中心に様々な媒体でインタビュー・コラムを執筆。『韓国語ジャーナルhana』のミュージックページ担当。WANNA ONEの解散であれだけ号泣したのに、今はIZ*ONEが気になっている懲りない性分。