Kis-My-Ft2、シングル『HANDS UP』が首位 「洋楽テイスト」「クセになるサビ」について考察
ちょうどいい比較対象なのでBTSの「Lights」の展開を見てみると、ワンコーラスあたり4つとかなり簡潔だ。「HANDS UP」の書き方に合わせれば、Aメロ、前サビ、サビ、後サビ、といったところ。サウンドや歌詞よりも、こうした構成の簡潔さこそ「洋楽」と「邦楽」という(いささか粗雑な)区分の分かれ目だと個人的には思っている。ちなみに「Lights」は日本オリジナル楽曲で、ソングライティングやプロデュースも主に日本国内のクリエイター(UTA、YOHEI、Sunny Boy)が手がけている。
以上、「洋楽テイスト」とはなにか、「クセになるサビ」はどこか。この2点から「HANDS UP」について考えてみた。キスマイとBTSがワンツーを決めている状況もあわせ、いま「K」と「J」の間にみられる関係性や差異が垣間見えたように思う。
■imdkm
ブロガー。1989年生まれ。山形の片隅で音楽について調べたり考えたりするのを趣味とする。
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