meg rock、令和最初の“ロックの日”に見せた熱演 サービス精神あふれるステージングを振り返る
アンコールになってもmeg rockとサポートバンドの勢いはそのまま。大ラスにはスケール感のあるスタジアムロック「この左手は君のもの」、そしてここまでのセットリストの中でも最もアッパーな「slight fever」と大ネタを連発。“微熱”というタイトルとは裏腹に「最高のほとばしりをありがとう!」「令和もどうぞよロックしくお願いします!」と大きくシャウトして、令和最初の“ロックの日”の『[ jet setter, jet lag tours ♥ ]』のステージの幕を下ろした。
この日のmeg rockの佇まいは自身の名前と、この日の日付のとおり、まさにライブハウスのよく似合う“ロック”スター。そこにあったのは「メロキュアのメンバー」「さまざまなアニメソングアーティストや声優にかわいらしい楽曲を提供する作詞家・作曲家」というイメージを少し裏切りながらも、そのエモーショナルでサービス精神あふれるステージングでオーディエンスを魅了するパフォーマーの姿だった。くだんのパブリックイメージのもと、メロキュアナンバーや各種アニメソングを愛聴している読者こそ、一度meg rockのステージに触れてみてほしい。そこには必ずや新しい刺激が待っているはずだ。
(文=成松哲)
■セットリスト
01. Romantic Flight
02. レジへGO!
03. Catch You Catch Me
04. ベビーローテンション
05. clover
06. incl.
07. Sunday Sundae
08. Pop Step Jump!
09. Agapē
10. 〈MONOGATARI〉series medley
・staple stable~marshmallow justice~wicked prince~白金ディスコ~もうそう♡えくすぷれす~恋愛サーキュレーション
11. star
12. play loud
13. 笑顔の理由
14. 流星ピクニック
〈アンコール〉
15. heart
16. この左手は君のもの
17. slight fever