『BGM』インタビュー
ばってん少女隊が語る、10代ならではの気持ち表現したアルバム『BGM』と福岡発グループの強み
メンバーそれぞれの推し曲は?
――「Killer Killer Smile」のMVは、6人の和装が艶やかな仕上がり。ものすごくきれいでカッコいい作品ですね。
希山:ありがとうございます。私たちも衣装に和装を取り入れたのは初めてで、しかもメンバーカラーの着物なんです。私は緑で、そういう色の着物ってあまり見ないから新鮮でうれしかったです。
上田:私は赤。まだ先だけど、赤といえば成人式みたいなイメージがあるので、ちょっとだけ成人式気分を味わえました(笑)。
西垣:私は着物自体が初めてでした。なので、着物を最後に羽織るまでに、中の肌着とかをいっぱい紐で縛られるんだなって(笑)。あと撮影が終わった後にスウェットに着替えたらめちゃめちゃ軽くて。やっぱこれだなーって、開放感がすごかったです。
春乃:衣装は2パータンあって、着物の他に、白のスウェットぽい衣装もあったんです。スウェットがレッスンのときの私たちで、着物がステージの上の華やかな姿を表現してるっていう。
希山:着物のときは大人っぽい表情にも注目してほしいです。「流し目で」とか、そういう難しいオーダーもあったんですよ。
西垣:刀を振るシーンも印象的だったよね。上から振り下ろすときに畳に当たったら絶対傷つくと思って、ギリギリで耐えるのがきつかった(笑)。
希山:意外と重かったからねぇ。
――MVの反響はいかがですか?
西垣:海外の方もコメントしてくれてますね。「So cute!」とか。
希山:間奏と最後に、手をぐるぐる回す振りがあるんですけど、そこが好きって言ってくれる方が多いです。ライブではすでにファンの方も一緒にやってくれています。
――それ以外のアルバムの推し曲もそれぞれ教えてもらえますか?
春乃:私はTAKUYAさんが作ってくださった「崇シ増シ×××物語」。メロディや展開が独特なんですけど、サビは疾走感があってカッコいいなって。私、TAKUYAさんが作ったエビ中(私立恵比寿中学)ちゃんの「紅の詩」がすごく好きなんですけど、それと少し似てる雰囲気があって、そういう曲が自分たちの中にもできたっていうのがうれしいです。
上田:私も「崇シ増シ×××物語」。福岡の方言や地名が入っていて、福岡の方はもちろん楽しめるし、違う県の方も「福岡に行ってみようかな」って思ってくれるといいなって。福岡の学生の青春が描かれてる感じがして、すごく好きです。
西垣:私は「Number Shot」かな。タイトルが「なんばしよっと」とかかっていたり、歌詞にも博多弁がいっぱいで面白いなって。夏全開のメロディで、私のイメージでは「今から青春が始まるぞ!」って感じですね。サビ前でプールサイドを走って、「Number Shot!」というフレーズでプールに落ちるMVが見えます。撮る予定はないんですけど(笑)。
希山:私も最初に聴いたときからビビッと来た「Number Shot」。サビに英語が入っていて、私は苦手なので苦労したんですけど、ボイトレの先生にいろいろアドバイスをいただいて。頑張って練習してレコーディングに臨みました。
星野:私はアルバムのラスト、12曲目の「FORCES」かな。最初はゆっくりのテンポなんですけど、サビや2サビ終わりの間奏ではメロディーがどんどん壮大になっていって……。スケールの大きな歌詞も含めて、楽しくて好きです。