TWICE、IZ*ONE、PENTAGON、公園少女…『KCON』最終日から感じたイベント開催の意義

最高の来場者数を記録した中で課題も

 今年の『KCON 2019 JAPAN』の来場者数は、史上最高の8万8000人だったという。特に、2016年は10~20代は全体の観客39%だったが、2018年には69%に増加し、10代の来場者は過去2年間で4倍になったという。昨今の第3次K-POPブームが若い層が中心になって盛り上がっていることがわかる。

 しかし、来場者数の倍増と、ファンの層の広がり、年齢層が下がったことによる課題も浮かび上がってきた。それは「マナー」の問題だ。『KCON』には様々な禁止事項(一眼レフでの撮影禁止、脚立や踏み台の持ち込み禁止、公演中の座席移動禁止など)があるが、そのルールを守らない人たちを多く見かけた。

 今後、『KCON』の規模が大きくなり、さらに来場者が増えてくると考えた場合、このままの状況は決していいとは思えない。5年連続で日本で開催されてきた『KCON』を今後も続け、誰もが楽しく過ごすためにも、これからの対策を真剣に考えていかなくてはならないだろう。

(メイン写真=「KCON 2019 JAPAN」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved)

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等

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