佐藤結衣の『ラジオdeジャニログ』
木村拓哉の原点は岡本健一? SMAPメンバーの名前も出たラジオでの思い出話を聞いて
木村拓哉がMCを務めるラジオ『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM)に、マンスリーゲストとして岡本健一が登場した。岡本といえば、ジャニーズでは珍しい本格ロックバンドをコンセプトにした男闘呼組のメンバーとして活動し、解散後は俳優業を中心に活躍。キラキラな衣装に身を包んだ、いわゆる“ジャニーズアイドル”とは異なる道を駆け抜けてきた人物だ。木村自身もジャニーズアイドルの歴史を塗り替えてきた先駆者。その歩みの前には、いつも岡本の背中があったという。
「自分がジャニーズ事務所というところに足を踏み入れたときに、ファーストコンタクトから非常に兄貴分として接してくれた方ですね」という言葉通り、岡本を前にした木村は普段とは異なる弟感が溢れ出す。木村と岡本は1972年生まれと1969年生まれの3歳違い。負けず嫌いなところも似ているのか、オープニングからこんなやり取りが続く。
木村「ゲストはジャニーズ事務所の大先輩でもあります、岡本健一さんです」
岡本「大先輩ってほどでもないでしょ?」
木村「いや! 大先輩っていうカテゴリーに入っていいと思いますよ」
岡本「いや! マッチ(近藤真彦)とかが、大先輩ってイメージだけどね」
木村「いや、近藤さんとかは先輩ではあるんですけど、先輩の域じゃないっていう感じ(笑)」
岡本「いや、俺マッチとか喋れねーもん、ちゃんと(笑)」
木村「いや、むしろ“(モノマネして)俺マッチとか喋れねーもん”っていう感覚が自分の中にはないです」
岡本「まあ、本人目の前にしたらマッチとは言えないけどね」
岡本&木村「ふふふふ(笑)」
ふたりが出会ったのは、原宿にあったジャニーズの合宿所。少年隊や諸星和己、城島茂らが生活していたという合宿所に、男闘呼組も生活していたという。木村が、冷蔵庫にあった植草克秀のいちごみるくを勝手に飲んでしまい、ものすごい剣幕で「誰だ!? 俺のいちごみるく飲んだの、コノヤロー!」と怒られた話を披露すると、岡本は「ハイって言った?」と合いの手を入れる。「いや、言わなかったです。言うわけないです!」という木村に、岡本は少し笑いながら「言えないよな」と、気持ちを受け止めるように答えるのだった。
まるで1週間前にでも起きた出来事かのように、木村の思い出話は鮮明だ。「で、とある先輩が“おーい”って言って。“中居、森、稲垣、香取、草なぎ、来いよ! 服やるよ”ってなって。あれ、俺は? ってなって(笑)」と、SMAPメンバーで木村だけ呼ばれなかった苦い思い出も飛び出す。「ちょうど、そのタイミングで、岡本くんが通りかかって、“木村、飯行くぞ”って言って。連れて行ってくれたんですよ」と、木村が岡本を慕うようになったきっかけを語った。