新しい地図 稲垣&草なぎ&香取が伝える“3つの力” 2020年へとタスキ繋いだ『パラ駅伝』を見て

フィナーレは、あの曲で!

提供=日本財団パラリンピックサポートセンター

 表彰式と閉会式の後は、お待ちかねの3人によるスペシャルライブ。新しい地図のコンセプトムービーでおなじみの、あのBGMにのせて3人がフィールド中央に向かって闊歩する。聞こえてきたのは、「#SINGING」だ。

 十分に体が温まっている草なぎはキレキレのダンスを披露。稲垣は、目をとじて時折吹く春風の香りを味わうように佇む。そして、香取は〈さぁ踊ろうか〉の歌詞にあわせてシャウト。会場からは、大きな声援が上がった。

 さらに、ちょうど1年前この場所で披露した「雨あがりのステップ」も歌うことに。この曲は、約4カ月間でおよそ10万人がダウンロードし、その売上の全額をパラサポに寄付した3人にとっても、NAKAMAにとっても特別な1曲。久しぶりにメディアの前に立ち、そしてずっと待ってくれていたファンの前で歌った思い出の曲でもある。

 「これからもみんなでパラスポーツを盛り上げましょー!」。香取がそう叫ぶと、割れんばかりの拍手が沸き起こる。3人が伝えるパラスポーツの力、歌って踊る音楽の力、そして笑顔が伝播するエンターテインメントの力で、来年に迫る2020年への勢いをつけた形となった。

(取材・文=佐藤結衣)

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