iKON「LOVE SCENARIO」が大ヒットした要因を語る「子どものように純粋な気持ちで作った」
iKONが、2月27日にアルバム『NEW KIDS』をリリースする。同作は、2017年『NEW KIDS : BEGIN』から始まる“NEW KIDS”プロジェクトの集大成となる作品。韓国で大ヒットした「LOVE SCENARIO」をはじめ、「I’M OK」「KILLING ME」「GOODBYE ROAD」などの日本語バージョンも収録されており、iKONがこの2年間で積み上げてきたものが表現された、聴きごたえのある一枚に仕上がっている。『NEW KIDS』のリリースに先駆け、メンバー全員が登壇する記者会見が2月12日に都内で行われ、2018年を振り返りつつ、同作の制作秘話を語った。
2018年1月にリリースされた「LOVE SCENARIO」は本国で社会現象とも言えるほどのロングヒットを記録。『2018 MelOn Music Awards』や『第33回Golden Disc Awards』といった韓国の主要音楽アワードでベストソング賞を総なめにした。同曲の作詞作曲を担当したB.Iは「映画『ラ・ラ・ランド』からインスピレーションを受けて作りました。淡々としていて、目では泣いているけど、口では笑っているような感情を込めて、子どものように純粋な気持ちで作っていました」と制作時のエピソードを解説し、作詞に参加したBOBBYは「歌詞を書いてB.Iくんに見せたら、「僕が言いたかったことだ」とすごく喜んでくれて、一発でOKが出た」と当時の喜びを振り返る。
「LOVE SCENARIO」の大ヒットは、メンバーたちも予想していなかったという。CHANは、「ベストソング賞を取れた時は非常に驚きました。僕たち自身もすごく感動したのですが、一緒に苦労してきたマネージャーやスタッフの皆さんも喜んでくれたことが、とても嬉しかったです」とチームで勝ち取った結果であると語る。さらに、ヒットの要因についてB.Iは「まずは運が良かったんだと思います。音楽に対して純粋な気持ちで取り組んだ僕らの思いが、若いリスナーに届いたのではないか」と分析し、続けてSONGは「一度聴いたら忘れないし、何回聴いても飽きがこない」と楽曲の魅力について語った。
各アワードの授賞式に向けたパフォーマンスの準備には、ひとつのステージに対して最長で2カ月の時間を要したという。B.Iは「とても光栄なステージだったので、新しい僕たちの姿を見せたかったんです。DKくんが考えてくれた振り付けをメンバーと一生懸命練習して準備しました」と語り、振付を考えたDKは「原曲のイメージとは違うパフォーマンスを届けたかったんです。(一生懸命準備したおかげで)メンバーの呼吸もぴったり合っていましたね」と当時を振り返った。